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こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。皆さん、6月21日は何の日かご存知ですか?そう「国際ヨガの日」でしたね。全国各地でヨガのイベントが行われ、ヨガを楽しんだ方も多かったのではないでしょうか?しかし、これが宣言されたのは2014年。今からたった数年前のことです。
しかし、この6月21日。実は国際ヨガの日が制定される何十年も前。ヨガの歴史において欠かすことのできない偉大な人物が生まれた日でもありました。
本日、オハナスマイル駒沢大学店では、ハートオブヨガワークショップが開催されていました。ちょうど川原朋子先生がその人物について講座の中でお話されていたので、その様子をご紹介したいと思います。
ハートオブヨガのアーサナを語る上で欠かせない3人
ハートオブヨガを受けたことがある人、もしくはヨガジェネレーションの記事を読んだことがある人は、少なくとも何度か耳にしたことがあるかもしれません。ハートオブヨガのアーサナを語る上で欠かせない人物が3人います。もちろん、朋子先生の「先生」もその一人。今日はその3人の人物を朋子先生がいつも紹介してくれる「名言」に載せてシェアしたいと思います。
【1人目】ヨガ指導者の中の指導者T.クリシュナマチャリヤ
100人いれば100通りのヨガがある―T.クリシュナマチャリヤ
有名すぎるくらい有名なT.クリシュナマチャリヤ氏の格言です。あのアシュタンガヨガの創設者シュリ・K・パタビジョイス氏や、アイアンガーヨガの創始者B.K.S.アイアンガー氏の師であるため、「指導者の中の指導者」とも呼ばれる、T.クリシュナマチャリヤ氏。
彼のこの言葉が「人の数だけヨガがある」というハートオブヨガの起源となっているのです。マーク先生は、若い頃インドへ渡り、このクリシュナマチャリヤ氏と次の段落でも紹介する、クリシュナマチャリヤ氏のご子息であるデシカチャー氏にヨガを学んだのだというお話を朋子先生はしてくださいました。
「たとえどんな人であっても正しいヨガは1人にひとつ」というハートオブヨガの教えはこの出会いから始まっているのですね。
【2人目】マーク・ウィットウェル氏の恩師、T.K.Vデシカチャー
呼吸ができればヨガはできますーT.K.Vデシカチャー
ヨガは美しいポーズの完成形を目指すものでもなく、サマーディ(三昧/悟り)を目指すものでもない。呼吸を中心にして、自分の美しさと豊かさをそして、命の尊さを思い出すためのもの。このハートオブヨガの考え方の礎が、この言葉に凝縮されているなと、私は聞くたびに思います。
冒頭でお話した、6月21日はそう。この名言を残した人物、T.K.Vデシカチャー氏のお誕生日だったのです。現在、アメリカのヨガ施設クリパル・センターでは、マーク先生を始め、デシカチャー氏から教わった弟子たちが集まり、「デシカチャー氏生誕80周年のイベント」が行われているそう!
お亡くなりになった今でも、弟子たちから慕われ続けている証ですね。
【3人目】ハートオブヨガ提唱者、マーク・ウィットウェル
そして、最後は、もちろんこの言葉とこの人物。
呼吸のためにアーサナをします。その逆ではありません。-マーク・ウィットウェル
川原朋子先生の「先生」、そしてハートオブヨガの提唱者であるマーク・ウィットウェル先生です。マーク先生は、著書『ヨーガの真実』の中でも、繰り返し、呼吸の重要性、呼吸に重きを置いたヨガのプラクティスを推奨しています。そしてハートオブヨガは、マーク先生が「先生たち」から受け継いできたものの総称なんだなぁと朋子先生からお話を聞くたびに思います。
そして、いつも、この脈々と受け継がれている歴史に浪漫を感じるのです。
このほかにもハートオブヨガの哲学に欠かせない、U.G. クリシュナムルティという大切な先生もおり、大きな影響を与えています。しかし、さらに、今、日本ではハートオブヨガを語る上で欠かせないもう1人の人物が生まれていることを忘れてはいけません。それが、「日本人唯一のハートオブヨガシニアティーチャー川原朋子」。長い歴史の中で、大切に大切に受け継がれてきたものを、朋子先生もまた、次の世代へ大切に受け継いでいこうとされています。
私は、ハートオブヨガのレポートを書かせて貰うたびに思うのです。30年後、40年後、ハートオブヨガの歴史の中にきっと「川原朋子」の名前が残るのではないかと。朋子先生のワークショップや指導者養成講座に入るたび、大切なものが「フリダヤ(心)」から「フリダヤ」へ。受け継がれていく瞬間を目にしていると思うのです。