ティアン・アラン先生の笑顔

おはようございます、さおりさん

現在、来日中のリストラティブヨガ講師ティアン・アラン先生。先生は日本語を話せませんし、私は英語を話すことができません。

でも、ティアン先生は毎日、簡単な日本語で話しかけてくれるので嬉しい…!(涙)

こんにちは!ヨガジェネレーションのべーです。(本名がさおりです。)

やはり、知らない言葉を聞いているときは、緊張しているんだなぁと思いますね。ティアン先生から日本語を聞くと自分の心がほっとするのがわかります。

今日はリストラティブヨガ指導者養成講座の1日目。1年に1度きりの講座なので、私も大阪から出張し、レポートを書かせて頂いています。東京の生徒さんと久しぶりの再会!とても楽しく過ごしています。

世界のトップアスリートがリストラティブヨガの指導者に

リストラティブヨガ指導者養成講座で実践をしているところ
5日間のリストラティブヨガ指導者養成講座は、今回もたくさんの皆さんにお集まりいただきました。この講座は、毎回自己紹介タイムから始まります。

皆さんの自己紹介はもちろん、ティアン先生ご自身のこともお話に。

少し紹介させて頂くと、ティアン先生は、若い頃は水泳選手としてカナダのナショナルチームに所属していたほどの将来有望な選手だったそうです。

以前聞いたお話では、オリンピック選手を育てた経験もあったのだとか。(すごいですよね)

体を限界まで追い込むことは、若い時はたくさんしていました。しかし、ヘルニアを発症し、3ヵ月間歩けなくなってしまったのです。でも、私は手術を選びたくありませんでした

そこでヨガに出会ったとお話していました。しかし体が動くようになってくるとアシュタンガヨガやヴィンヤサヨガなどアクティブなヨガを実践するようになったそうです。

交通事故がきっかけで、出会ったリストラティブヨガ

その後、ティアン先生は、大きな交通事故に遭います。愛犬と散歩をしている最中だったそう。その事故で体は怪我を負い、心も辛いPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患うこととなってしまったとおっしゃっていました。

それがきっかけとなり、アクティブなヨガだけでなく、ヨガセラピーやリストラティブヨガなどのヨガスタイルを伝えていくことになったそうです。

カナダではセルフケアが一般的に

笑顔でお話するティアン先生

カナダでは自分で自分を慈しむプラクティスが人気を高めています。自分で自分をケアしていくことがクール(カッコイイこと)だとされているのです

ティアン先生の母国はカナダ。そのカナダでは、アクティブなヨガはもちろんのことリストラティブヨガのようなヨガが日本以上に人気なのだそう。日本も以前に比べると随分リストラティブヨガは普及していますが、カナダのような人気には今一歩足りない気がします。

しかしながら、休むことは私たちが生命活動を営んでいく中で絶対になくてはならないもの。私たちはずっと走り続けていることはできません。

日本でも、カナダに習って、「お休みすること」「自分で自分を癒すこと」がカッコイイとされる世の中になっていけばいいですよね!

セルフケアの方法がわからない人へ。リストラティブヨガを

通訳の朋子先生とお話している様子

今回の通訳も、川原朋子先生です。


とはいえ、セルフケアをしようにも、何をすればいいのかがわからない…という人もいるはずです。

どうやってセルフケアをしたらいいのかわからないという人のためにその「どうやって」を教えてくれるのがリストラティブヨガです

とティアン先生は仰っていました。日本人は、「自分を大切にすること」に苦手を感じる人が多いのではないでしょうか?「自分さえ我慢すればうまくいく」「私がもう少し頑張れば大丈夫」などと、つい自分の体の声や心の声を無視してしまっていることはありませんか?

リストラティブヨガを行う習慣をつけることで、その自分の内側の声を無視せずに受け止めてあげることができるようになります。ティアン先生が教えてくれるリストラティブヨガは、つい少し、自己犠牲的になってしまう日本人に、とても必要なヨガではないでしょうか。

もちろん日常生活において、全て自分の思うまま、自分の有利なことばかりが通るわけではありません。

しかし1日に15分は自分のために時間を取ろうと思うことは自分と自分の周りを優しくすることに繋がります。究極のセルフケアであるリストラティブヨガ。ティアン先生のお話を聞きながら、日本中がもっと自分に優しい国になるといいな、と思いました。