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そろそろ運動しなきゃな~
初めてヨガスタジオに行ってみようと思ったときの私の心境です。小さなヨガスタジオでしたが、全てが初めての経験。緊張しながらスタジオの扉を叩いた日のことは忘れられません。もし、あの日がなければ、きっと今の仕事は選ばなかったのではないでしょうか。
こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。
これからヨガの先生を目指す皆さん、今これを読んでいるのであれば、自分が初めてヨガスタジオに受けに行ったときの記憶、そして、自分が生徒だったころ、先生に何を感じていたか、クラスをどんな思いで受けていたかを決して忘れないでください。それがきっと、この先ヨガの先生をしていく上で、大切なことだからです。
初めてのティーチング。ヨガを人に伝える練習
ヨーコ・フジワラ先生によるRYT200の6日目。この日の朝は、今回のトレーニング初のティーチング実習の時間。すでにヨガ指導に携わっている生徒さんもいらっしゃいましたが、初めてインストラクションをされた人がほとんどです。
これまでは自分のためだけにしていたヨガを初めて「自分以外の誰かのため」に伝えるという経験をされていました。
教えるときは、いろんな言葉を使うといいよ。どれが誰に届くかわからないから
講義の中で、ヨーコ先生から皆にそんなアドバイスが。
オンラインになると情報の伝達手段のほとんどは耳からとなります。特に、アーサナを伝えるときは、この「言葉」がとても重要。ヨーコ先生はバンダを伝えるとき、呼吸を伝えるときもありとあらゆる角度から伝えてくれます。
トレーニング中も、今回の生徒は16人。生徒16人に対してそれぞれ16通りの伝わり方があることを意識して話をしてくれているのが伝わってきます。
ヨガクラスに来る人の心理。生徒が何を求めているのかを考える
ティーチングの実習が終わったあとは、ヨーコ先生の講義がありました。いよいよティーチャートレーニングっぽくなってきます。
なんで生徒さんはヨガのクラスに行くんだと思う?
そう。これを徹底的に考えることから「人に伝えること」は始まります。ここまでの毎朝のヨーコ先生のレッドクラス、アーサナの解剖、タイラーの解剖学。もちろん、全てヨガを伝える上での基盤となることに間違いはありません。むしろ、ここ無くして教えることはできません。
しかし、生徒の目線に立つ、生徒が何を求めているかを考える。
この目線を持つことこそが、ヨガを自分以外の誰かに伝える第一歩です。
ヨガクラスに来る生徒が求める3つのこと
では、ヨガクラスに来る生徒は実際どんなことを考え、そして求めているのでしょうか?ヨーコ先生は下記のように分類をしてくれました。
1:情報収集
・体を柔らかくする方法が知りたい
・どんなポーズがあるのか知りたい
2:経験、体験
・ポーズがうまくなりたい
・モチベーションを上げる
・運動不足解消
3:つながり
・先生に逢いたい
・スタジオに来ている人と仲良くなれる
もちろん、人がヨガクラスに来る理由は様々です。しかし、ここを考え、そしてその生徒に自分ができることは何なのかを考えること。「相手に興味を持つこと」これがヨガ指導者として大切なことではないかと思います。
ヨーコ・フジワラの元に生徒が集まる理由とは?
私たちヨガジェネレーションは、数多くの先生たちの講座を展開しています。その数は年間1,000本以上。もちろんどの先生もトップティーチャーと呼ばれる人ばかりです。
私もいつの間にか、ヨガジェネレーションでは社長の次に数多くの先生を担当してきた人間になりました。(こんなはずじゃなかったのに…笑)
先生の目線がどこにあるのかを我々裏方の人間はよく見ています。オンラインでのヨガの指導となれば尚更です。(ヨーコ先生には嫌がられそうですが)なので段々と「どうしてこの先生には人が集まるのか」が見えてきます。
そしてその共通点は「どれだけ生徒をよく見ているか。」
つまり、どれだけ人に興味があるか。打ち合わせをしていても、ヨーコ先生との会話の先にはいつだって、生徒がいる。楽しませてあげたい。講座を受けることで成長させてあげたい、何か持ち帰るものを、と色々考えてくれているのがわかります。私はその片鱗が見えたとき、いつも1人で感動しています。(笑)自分が何をしたいのかは大事。だけど、何を求められているのか、それに応える努力も大切です。
ヨーコ先生のようにアーサナができるようになるにはたくさんの時間がかかります。しかし、人に興味を持つことは今すぐにでもできること。
今回のRYT200を受講している皆さんも、ぜひ、ヨーコ先生のこの姿勢を受け継いでいってもらえるといいなと思う時間でした。