アシュタンガヨガの壁

何かを始めることももちろん勇気がいること、すごいこと。だけど、最近、「続けること」ほど難しいことはないのかもしれない…とつくづく思います。(もちろん人によるのかもしれませんが。)

こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。

ヨーコ先生のRYT200も3分の1が終わろうとしています。受講中の皆さんのやりとりの中にも苦悩が見え隠れし始めました。

そのうちの1つがやはり「練習」。アシュタンガヨガには必要不可欠です。

アシュタンガヨガを始めるとぶつかる“練習”の壁

アシュタンガヨガレッドクラス20期
ヨーコ・フジワラRYT200の20期生の朝の練習風景

「アシュタンガあるある」というのが、アシュタンガヨガ業界にはありまして(笑)いつかその記事も書きたいのですが、必ずと言っていいほど皆が通る道があります。今日はその1つ。

「練習が出来ない」

という悩み。

アシュタンガヨガを初めたものの、大抵、皆この壁にぶち当たります「やろうと思ってるんだけど…」の後に

  • そもそも時間がない(時間を作れない)
  • 起きられない
  • 寒い(今の時期だと(笑))
  • 疲れている(体力がない)
  • などの言い訳がついてくる(笑)

その気持ちは、とてもよくわかります。いや、だって、仕事もあるし、家庭だってあるし、子供との時間だって必要だし…

ほんとにそうですよねぇ…。現代人は忙しい。「ヨガにばかり時間を割くことなんてできません!」ってなるはず。

しかし、ここで、これまでのヨーコ先生の哲学講義を思い出してみます。

心の作用を止滅させるためにヨーガはある

パタンジャリのヨガスートラ
スワミ・サッチダーナンダによる、パタンジャリの『ヨーガ・スートラ』の解説書。

今回のヨーコ先生のRYT200では、哲学の時間が週に1回は入っています。哲学の最初の授業に出てくるのが、「ヨガは何のためにするのか」というお話。

ヨガスートラを開くと早速、「何のためにヨガをするのか」が書かれています。

ヨガスートラ第1章第2節

Yogas Chitta Vritti Nirodhah(心の作用を止滅させるためにヨーガはある。)

心の作用、つまり波立つ心の波を静めること。あくまでも心の作用を止滅させるために行うもの、とされています。なぜなら、この心の波が、私たちの平安を乱しているからです。簡単に言うと、心の動きによって、私たちは静かで穏やかな幸せを感じられなくなっているのです。

心を止滅させるために必要な2つのこと

ヨーコ先生のジャンプスルーを見つめているのは、ヨーコ先生の愛猫ソックス
ヨーコ先生のジャンプスルーを見つめているのは、ヨーコ先生の愛猫ソックス

では、どうすれば、心の動きを止めることができるのでしょうか。

ここで皆復習ね。1-12あたりで言われてるよね。1つは練習しましょう。練習を続けること。「やーめた」って簡単にするんじゃなくて、最初は出来ないし、難しいよ?だけど続けていくことで、確実にヨガもうまくなっていくから。

とヨーコ先生。心の止滅をさせるためのヨガ。しかし、続けていく中で、結果として、自然とアーサナも上手くなっていきます。

それから執着しないことね。ジャンプバックしててもそうじゃん?『次こそは、次こそは…』って思って執着していると中々上手くいかないよね?だけど、できるかなーって色々考えずに、ぽんってやると『あれ?できちゃった』ってことない?

執着すればするほど、遠ざかる。(笑)これは、ヨガだけに限らず、何でもそうなのかもしれません。

ヨーコ先生がヨガ哲学でお話をされているのを聞きながら、「練習ができない」と皆さんがおっしゃっている話を思い出していました。

「何のためにヨガをするのか」を振り返る。体験の重要性

ジャンプスルーを教えてくれているヨーコ先生
「練習すれば絶対上手くなるから!」とヨーコ先生。その言葉を信じて頑張りましょう!

そもそも、練習を「何のためにするのか」をもう一度振り返ってみましょう。自分が何のためにヨガをしているのか、というゴールですね。

少し今の状況を俯瞰してみると、「ヨガを練習しなければならないからやる」というところから抜け出せるのではないでしょうか。

「長く練習すること。繰り返し練習すること」ヨーコ先生は、毎回、色々なタイミングでその言葉を発しています。(この記事を書こうと思って動画を3本見たけど、3本とも言ってた。笑)

ヨーコ先生ほど、練習をしている先生を、私は他に知りません。そして、ヨーコ先生は、ヨガの目的を常に見失わずに練習されています。もし、皆さんがヨガをもっと知りたい、深めたいと思うのであれば、体験が必要です。その体験は練習の中でしか得られない。テキストにも載っていないし、Google検索しても出てきません。

その体験をしてほしいから、ヨーコ先生は練習を皆にしてほしいと話してくれているのです。

とは言え、練習時間を捻出するには?

以前、ヨーコ先生に「どうやって練習時間を確保しているの?」という疑問をYouTubeで話してもらったことがあります。ヨーコ先生は

この時間は、ヨーコさんの予約が入ってます、ってことで他の予定を入れない

とおっしゃっていました。

その時の動画はこちら

絶対に予定を入れない、というのも1つですよね。

私も練習をする時間がない…と思っていました。私の場合は仕事への執着が半端なかったので(笑)、仕事の時間を減らすのがどうしても嫌でした。

でも、アシュタンガヨガをやるって決めたとき。

「8時間働かなければ、得られない結果は本当に7時間では得られないのか」

と思い、その執着を手放してみようと思ったのです。なので、皆さんも、自分の日常生活や時間の使い方を一度疑ってみるのも1つの手かもしれません。(仕事のパフォーマンスは落ちていないはず…と信じている。(笑))

そんなヨーコ先生のRYT200、次回は5月の週末コースの開講が決まりました!2月から説明会も開催していきますので、ぜひお話を聞きに来てくださいね。