内田先生がレクチャーしている様子を覗き込んで見ている生徒さんたち

「家族にはいつまでも元気でいてほしい!」みなさんそう願いますよね。最近、これからの社会で需要大!と注目の高齢者の方向けの“シニアヨガ”という言葉を聞く機会が増えてきました。

今回は満員御礼!内田かつのり先生による『シニアヨガ指導者養成講座(3日間)』に潜入してきました。「内田先生のシニアヨガってどんなことが学べるの?」という純粋な疑問を胸に講座に潜入してわかったポイント4つ(実際はもちろんもっともっとあります!)をご紹介します!

ポイント1:内田流シニアヨガは、やさしいだけのヨガじゃない?!

内田先生が生徒さんと一緒にペアワークしているクラス風景

”シニアヨガ”と聞くと、「高齢者の方がやるヨガだからやさしいポーズばかりのヨガ」というイメージを持ちませんか?でも、内田先生のシニアヨガ講座に潜入してみると驚きました!やさしいポーズばかりではないのです。受講生の皆さんは意外にも「無理っ!!」「出来ないっっ!!」などと、呟いていらっしゃいました。

そんな受講生の声に対して、「シニアヨガを練習して、皆さんが難しいと感じているポーズが出来ている高齢者の方もいましたよ!」という内田先生。確かに“年齢”というものは一つの指標にはなりますが、高齢になっても定期的に運動されている元気な方が多くいらっしゃるのも事実ですよね。

ポイント2:一つのポーズで異なる体位を実践!

今は仰向けの状態だけど、ダウンドッグと同じ形になりましたね!

内田先生のその言葉を受けて皆さんを見ると、「確かに仰向けだけどダウンドッグと一緒!」と感心してしまいました。このように、シニアヨガのテキストには、一つのポーズに対して例として2種類の体位のバリエーションが紹介されていました。ポーズにより、紹介されている体位は異なりますが、立位座位四つ這い仰向けうつ伏せの5つの体位があり、ボルスターやブロックなどのプロップスも活用した作りとなっていました。

内田先生が仰向けになって片膝を曲げている生徒さんへアジャストしている様子

一つのポーズであっても、体位を変えることによって軽減されるポイントや、ポーズの中でフォーカスしたい筋肉を理解することができ、それをシニアの方の健康状態に合わせてアレンジすることが出来るそうです。

ポイント3:ヨガ解剖学的”筋力チェック”で、怪我を予防できる!

この仰向けの状態でまっすぐ保てないということは、逆転のポーズができる筋力がないということがわかります

仰向けになって壁に手を伸ばしている生徒さんとその横で説明している内田先生

その他にも、内田先生は”なぜ逆転のポーズが怪我をする原因となるのか”を様々な角度からお話してくださいました。私自身、自らの練習の中で怪我の原因に思い当たる内容がありました。

「なぜ、怪我をするのか」ということが分かっていれば、怪我を未然に防げる方法がある。

そう教えてくださる内田先生の本講座では、生徒さんの怪我防止のサポートができることももちろんですが、参加されている皆さん自身の日々の練習にも取り入れられることが多く学べると感じました。

ポイント4:<学ぶ、実践、確認>を繰り返すから、頭と体で理解できる!

ペアワークをしている先生役の生徒さんが生徒役の方の足のあげた高さを測っている

「では、ペアになってやってみましょう!」というように、内田先生が行う指導者養成講座は”ペアワーク”の時間を贅沢に使っていらっしゃいます。“内田先生から学んだこと”を“自分が生徒として体感”でき、さらに“相手が実践している様子を客観的に確認する”ということを繰り返すことによって、理解が深まるいい機会になります。

「クラスで活用できるように理解してほしい」という内田先生の受講生皆さんへ対する想いがあるからこその貴重な時間なのではないでしょうか?