骨粗しょう症の予防にもムーンサイクルヨガ

先日、39歳の誕生日を迎えました。こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。入社したころは、31歳だったのにあっという間にこんな年になってしまった_( _´ω`)_ペショ

「時間が溶けた・・・」ってまさにこのことです。

ミドルエイジ以降の女性の気を付けたいことの1つに、エストロゲンの低下と共に骨が弱くなっていきやすい、骨密度の低下、というのが挙げられます。

そろそろ、他人事ではなくなってきた、ミドルエイジ。未だ、思いきり動きまくっているのですが、講座を聞いていると、いずれ訪れる体の変化を受け入れる準備も必要だなと思います。

閉経までに予防しておきたい。骨粗しょう症

香先生がムーンサイクルヨガでお話をされている様子
久しぶりの現地開催ということもあり、楽しい時間がたくさんありました。

コロナ前は1ヵ月に1度のペースで通っていた東京。コロナになり、ZOOMによる講座も増え、滅多に行くことが無くなったのですが、先日は、東京で私の担当講座がたくさん開催されていたこともあり、久しぶりに東京まで行ってきました。

東京の第2スタジオでは、サントーシマ香先生が1月以来、久しぶりにワークショップをしてくれていました。

私が第2スタジオに入ったときにしていたのが、冒頭に書いた、「ミドルエイジの骨の話」。つい最近も、ある出版社の方とお話していて、「シニア女性のお悩み」の中で話題になったのが、骨粗しょう症でした。年齢を重ねるにしたがって、気を付けておきたいポイントですよね。

シニアよりも一歩手前のミドルエイジの頃だったらまだまだ出来ることはたくさんあるはず!と思いながら講座を聞いていました。

つけておきたい運動習慣。ヨガでは立位や四つ這いのポーズを

骨粗しょう症の予防

皆さんも聞いたことがある骨粗しょう症という病気。骨密度の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる病態です。

女性における骨密度の低下は、閉経のあとに一気に加速します。

これは、特に背が高くてやせ型の人、10代の時に最大骨量を獲得して来なかった人、そして、普段から運動習慣がない人が注意してほしい点になります。

と香先生。食生活はもちろんのこと、大切なのが運動習慣!

筋肉が交感神経的な刺激を与えられ、収縮して骨を引き締めることや骨の長軸方向に向けて、刺激を与えることが、骨密度を高めることに繋がります。

と教えてくれました。リストラティブヨガや緩やかなヨガもいいけれど、立って行うポーズや四つ這いのポーズやダウンドッグなど腿の付け根や手首などに負荷を少しかけるポーズが予防になるそうです。

強いバックベンドや激しい開脚をヨガのゴールにしない

サントーシマ香先生のムーンサイクルヨガの様子
呼吸法を練習している様子。動きはないけれど、しっかり骨盤底筋などを意識化しながら行っていました。

逆に気を付けてほしいのが、自分の関節のデザインを越えて、過度な柔軟性を求めるような練習をしないこと。この時期、そういった練習をしてしまうと、その部分に炎症が起きてしまったり、骨と骨を打ち付けることで、関節の摩擦が増し、関節痛や変形性関節症(関節炎)のリスクが高まります。強いバックベンドや激しい開脚っていうのをヨガのゴールにしない方がいいですね。

強いヨガをしていると、どうしてもポーズをゴールにしてしまいがち。その気持ちは本当によくわかります。実際に、私もそうです(笑)

でも、動くことが楽しいと思っている人にこそ知っておいてほしいと思います。

アーサナの完成度を求めるヨガはしない。

そこをゴールにしてしまうと体の声を聞き取りにくくなり、痛みや怪我を招きやすくなります。年齢を重ねてもヨガを楽しむために、知っておいてほしいことだと強く思いました。(そして、私も肝に銘じておきます。)

まとめる・安定・ゆっくりがテーマ。ミドルエイジに必要なヨガ

香先生が風船をふくらませている様子
体の中のものを押し出すときに、意識したい筋肉が意識化できる。風船を膨らますことで表現してくれました。

この日の香先生のヨガは、構造を強化、安定させることがテーマでした。内転筋、骨盤底筋群や腹部の深層筋である腹横筋、臀部などを意識するヨガ。

ヨガって、緩めるような要素と、収縮するような繋ぎ合わせる、安定してまとめていくような要素と2つの要素がありますが、どちらも大切です

と香先生がお話してくれていました。

年を重ねるにつれて、肩や腰、首や膝、足首など関節部分にこわばりが出てくる人もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、アーユルヴェーダ的にはセサミオイル(太白ごま油)などを塗り込んであげるのも予防法の1つだそう。

現代社会を生きていると、テーマにあった「まとめる・安定・ゆっくり」というキーワードが意識しにくい世の中です。

どちらかというと、「まとまってなくてもに走り出す」「不安定」「急ぐ」が私のキーワード(笑)なので、こんなヨガの時間が本当に必要だと思います。

ムーンサイクルヨガはタイトルだけ聞くと、「月経周期に合わせたヨガ」というところだけがクローズアップされがちですが、女性のライフサイクルに寄り添うヨガでもあります。これから50代60代に向けて年齢を重ねていく皆さんにもケアの方法がたくさん学べるヨガです

9月6日(金)からは、このムーンサイクルヨガ指導者養成講座がスタートします。今年最後の開催になりますので、タイミングが合う方はぜひお越しください。

サントーシマ香 ムーンサイクルヨガ指導者養成講座