目次
10年目を区切りに骨筋講座がリニューアルします。
総回数175回+α。それは3週間に一度の間隔でコンスタントにヨガ界へ発信されたものです。
座学を含むヨガの講座の類いでは、開催数や集客というものにおいて、No.1になる記録だと聞かされました。最初から記録を意識した訳でもないですが、本当に嬉しいものです。
「体への知識など要らないよ・・・」といった場所へ種を蒔き続け、ようやく今では誰もが当たり前なようにヨガ解剖学を謳う時代へと変貌しました。
その志を掲げながら、暗い道を照らし、どう歩みを進めたいったら軸を無くす事なく、ヨガ解剖学を浸透させられるのか?
真っ向からハンドリングをしてくれた方。ヨガジェネレーション代表の酒造さん。そして沢山の担当の仲間。又、僕のアシスタントさかたのりこです。
来年から更なる高みを目指し、次の扉を開きます。
残念ながら、12/6の東京に於いて、現行の「実践ヨガ解剖学講座<基礎編>(以下元祖骨筋)は最後になります。そこへサンクスを込めて、通常とは少し参加者全員アジャストを企画してみました。
リニューアル前のラスト骨筋、楽しみましょう!
「0から学べる解剖学の講座」として4000人以上が受講した「実践ヨガ解剖学講座<基礎編>」。2019年12月6日(金)に東京で開催される175回目の開催を最後にリニューアルされることになりました。上記の文章は、最後の骨筋を控えた内田かつのり先生からのメッセージです。
4000人以上の方にご参加頂きました。いろいろな人のヨガに様々な影響を与えたと思います。
- この講座で解剖学に対する見方が変わった!
- 解剖学って面白い。
- 今までどれだけ曖昧なクラスをしていたのが、今日はっきり分かった
ヨガ解剖学講師である内田かつのり先生と、さかたのりこさん(内田先生の第一弟子)を筆頭とするヨガ解剖学を学んいる生徒さん、そして、ヨガジェネレーションが、特別な思い入れのある講座。
「ヨガ解剖学」はこの講座から学び始める。
この講座を通じて、「ヨガには解剖学が必要だ!」という文化を作ったという自負があります。
この節目に、内田先生がどんな想いで12月6日を迎えようとしているのか、伺ってきました。
内田かつのり先生に直撃!元祖骨筋の10年を振り返る
内田先生が解剖学を教え始めた理由はなんですか?
「答え決まってるじゃん!」と思うんだ。解剖学を勉強して、生徒さんを診られるようになったら、自ずと答えはでてくる。ヨガって他の運動と違って、ふわっとした答えが多いよね。このアーサナができません。どうやったらできるようになりますか?という質問に、チャクラが関係あるかもしれないけど、その前に目に見えることで答えは出るよっていう。
一回目に開催したときのことって覚えてますか?
大合唱があった、笑。すっごく盛り上がったよ。
解剖学は自分の言葉で伝えられるようになってこそ!
大合唱・・・ですか?
ヨガインストラクターの方には、「今日、学んだことは自分の言葉で話せるようになって完成だから!」って言って、伝える練習の時間を作ったの。めちゃくちゃテンション上がっちゃって。「骨の成分は・・・」って、僕がいうと、コールアンドレスポンスで、「カルシウムとマンガン」って参加している皆さんが大合唱!そんなことがあったから、よく覚えてるよ。「なぜ筋肉は体についてるの?」っていうと、これまたみんなが返してくる。懐かしいなー。
1回目の時は、骨の成分の話もしていたんですね!
だって知ってた方がいいじゃん!
174回を重ねて今の形が出来上がったんですね!
プラモデルと積み木。あなたはどっち?
プラモデルと積み木の例が分かりやすいかなって、最近思ってるんだけど。プラモデルってもう完成形が決まっているでしょ?図面通りに、車とか飛行機とか組み立てて、ここは何色に塗りますみたいな。それはそれでいいけど、積み木は自由に組み立てられるじゃない?僕は積み木の方に行きたいんだよ。素材は渡すから自由に組み立ててねって。解剖学の知識が積み木。その積み木でシークエンスを組むみたいな。縦に高く積む時もあれば、横に並べる時もある。「生徒さんにどんなクラスをしたら、喜んでもらえるだろう?」って。
生徒さんを目の前にしたら、形(シークエンス)を変えたくなる時あるでしょう?でも、プラモデルだとそれは難しいんだよね。
解剖学はいろんな種類のヨガのベースになるんですね!
ヨガニードラもリストラティブヨガも、解剖学で深まる
意外に思われるかもしれないけど、リストラティブヨガやヨガニードラにだって、絶対知識はあった方がいい。解剖学をベースにすると、絶対にリラックスも深まるから。すべてのヨガの全部に対応できるベースになるから、「これさえ知っていればメソッドなんていらないじゃん」って、本気で思ってる。
アーサナで体を動かす以上、本当にその通りですね。
そこには自信も誇りもあるから。でも、積み木をちゃんと組み立てられる人は本当に少ない、ということもよく分かった。僕はストイックだから、どこまでも突き詰めるタイプで。他の人が行けないところまで行ってみようと思うタイプだけど、そういう人は稀なんだなって。(1番弟子の)さかたのりこもそうだけど。でも、そこを言ってもしょうがないから、寄り添うようにしたの。生徒さんが求めているものを伝えようって。みんなが答えを欲しいなら、最初に答えを教えようって。そこから逆算する方が、みんな分かりやすいんだなって。だから、元祖骨筋は、一緒に考えるスタイルになった。「それが分かりやすい!」って評判になったなと思う。アーサナをとりながら体の動きを学んだりすることで、いやでも身につくからね。
なるほどー!
考え方はいたってシンプル!一度、今まで学んだことを全部忘れて、元祖骨筋に来たら、いやでも身に着く、笑。自信がある。174回やってるからね。僕は常に「どうしたらもっと伝わるんだろう?」って、そればっかり考えてる。元祖骨筋は一番考えたんじゃないかな、この10年間で。研ぎ澄まされてると思う。もう、自分の体の一部みたいな感じだよ。
そこで行きついたのはどこですか?
僕は誰でも積み木を組み立てられると、今も信じてる。当たり前のことをただやる。繰り返すっていうことをしていないだけなんじゃないかなって思うんだ。元祖骨筋に参加しただけでいいのかと言われたら、それは絶対に違う。勉強したことを短期記憶から長期記憶に変えるのは自分次第なわけで。せっかく時間とお金をかけてくるんだから。12月6日は気合入るよ!10年の集大成だね。
楽しみですね!ありがとうございました!
本当に多くの人に、解剖学の魅力を伝えた「元祖骨筋」。ラストの開催は12月6日(金)です。有終の美をぜひ体験してみてくださいね。解剖学の知識と共に、学べるものがたくさんあると思います!
[ 開催概要 ]
「実践ヨガ解剖学講座<基礎編>」最終回スペシャル!
日時:12月6日(金)9:00~18:00
会場:オハナスマイル駒沢大学店
講師:内田かつのり