不安、ありますか?
この質問に「ないです!」とはっきり答えられる方は、少ないのではないかと思います。現代社会に生きていると、色々なことを不安を感じると思います。
- 明日のプレゼン大丈夫かな・・・?
- 結婚できるのかな
- 雨が降ったら、洗濯物が濡れちゃう
- 親が病気になったらどうしよう
- あの先輩の機嫌を損ねたのではないか?
家庭・仕事・プレイベートの人間関係、どの分野に関しても不安は尽きないものかもしれません。
思考の大半は、不安と後悔で占められている?
過去への後悔と、未来への不安で、人の思考の7割は使われているという説もあるようです。
これを聞いて、どう思いますか?
何だか、そんなことに自分の思考を使っているなんて、もったい!と感じる方も多いかもしれません。
産婦人科医の高尾美穂先生は、「不安には2種類ある。」というお話をされていました。
それは時間を費やしていい不安と、費やさなくていい不安の2種類です。
時間を費やしていい不安と、費やさなくていい不安。見分け方とは?
「女性のからだの基礎知識|月経周期とそれに伴う症状について」で、そのお話をされていました。
下記の2つの不安で、時間を費やした方がいいのはどちらでしょうか?
1)来週の試験で、失敗したらどうしよう・・・
2)先週の試験で、失敗していたらどうしよう・・・
これは一目瞭然ですね。1の不安は時間を費やしていい不安です。理由は試験までの時間で結果を変えられる努力をすることができるからです。2は、もうどうすることもできないのです。
1に関しても、「失敗したらどうしよう・・・」と、考える時間が必要なのではありません。結果を出すために行動をすることに、時間を費やす意味があるのです。
忙しい毎日を過ごしていると、こんなシンプルなことすら、わからなくなってしまったりしますよね。
体への不安との向き合い方とは
では、その不安が自分や周りの人への体に関することだったら、どうでしょうか?今回のテーマだった月経についてはこんな不安を参加者のみなさんが挙げていました。
- 生理周期が25日なんだけど、これって異常?
- 生理痛は3日目がひどいのだけど、みんなと違うけど大丈夫かな?
- 娘の生理が1度来たきり2回目が来ない・・・。
これらのことを不安に感じつつも、何もしないまま時が流れているという方もいらっしゃると思います。
婦人科を受診するほどでもないと思うけど、不安・・・。そんな方は多いのではないでしょうか?
まずは「正常値を知る」のが不安解消の一歩
体に関する不安を、解消するための一歩は、「まずは正常値を知ることが大切。」とおっしゃいました。
西洋医学には、健康診断や人間ドックを受けるとわかるように、「ここからここまでが正常値!」という数値がはっきり決められています。
正常値内に自分がいるということが分かれば、その不安は軽減されるはずです。自分の主観で、「異常なのでは?」と不安になる必要はないのです。
生理周期や生理痛に関しても、様々なデータがあります。まずは正常値を知り、そこから外れているとしたら、きっと次にやることも見えて来るはずです。
今回の「月経周期とそれに伴う症状」をご受講いただいた皆様は、高尾先生が教えてくれた正常値を知ることで安心できた方も多かったようです。
高尾先生、ご受講いただいた皆様、ありがとうございました!