丸山沙樹さんとマック久美子先生

養成講座(RYT200)をはじめるときはヨガに興味を持つ部分やニーズって皆さんそれぞれ違うんですよ。体だったり、哲学だったり、スピリチュアリティな部分であったり。でも、養成講座で学んでいくうちに、最後はまとまっていくというかバランスが取れていくんですよね。

そうお話してくれたのが、前回から引き続き、イシュタヨガ講師インタビューにご協力頂いている、丸山沙樹さん。

前回のインタビューはこちら

「イシュタヨガの魅力は何ですか?」とお聞きしたところ、このようにお話してくれました。何かに偏ることなく、全てにおいてバランスが取れているのがイシュタヨガの魅力です。

今回は沙樹さんが教えてくださった、イシュタヨガの魅力、そしてそのイシュタヨガを伝えている沙樹さんの師匠、マック久美子先生のお話をお聞きしたのでご紹介させて頂きます。

どんな人にも教えられる自信がつく!バランスが取れた流派

沙樹さんがオンラインでRYT200のトレーニングを教えている様子。

最初は、体(アーサナ)だけだった人が、ヨガは身体的なことだけでなくて、例えば哲学を知って『あ、私は体を使うとき、こういうことで自分を苦しめていたんだっていうことを発見しました!』って言って喜ぶ方がいたり、逆に哲学ばかりに集中していた方が、体を動かすことで、『こんなに健康な考え方を保てるようになるなんて!』って言って喜ばれたり。スピリチュアリティが好きな人も、解剖学的なことを学んだり、人との関わり合いをもつことで生きていく上で必要なバランスをとっていくんですよね。

最初はバラバラな目的を持って来た人たちが、最後は皆それぞれのバランスを取り戻していく、その様子がイシュタヨガのRYT200では見られる光景なのだそう。何かだけに偏るのではなく、精神的な部分、哲学的な部分、身体的の部分、全てのバランスが取れ、統合されていく。それがイシュタヨガの大きな魅力です。

養成に入らせて頂くようになってから、よりわかるようになりました。

そう教えてくれた沙樹さん。イシュタヨガを掲げて東京から長野に帰ったときも、「どんな人にもヨガを教えられるだろうなという自信があった」と話してくれました。

全てが大切なこと。すべてが関わり合っている

マック久美子先生がRYT200で指導している様子
マック久美子先生とと一緒にRYT200で指導している沙樹さん。

沙樹さん自身も、

私、器用貧乏(特に運動)なんですよね。(笑)どれも、中途半端で突き詰めることができないんですよ。バレーボールをしていたんですが、仲間が好きだったから、この仲間と出来ないんだったら、辞めよう、とか、水泳していた頃も、スクールに通わなくても良い記録が出せてしまうから、嫌味を言われちゃったり。だから、どれも続かなくて。

だから、体を動かすことよりも、哲学などの方に求めることが多かったとそう。

「『なんで、良いことの裏には、いろんなことがあるんだろう。』とか不条理に思ってたんでしょうね。だから哲学の方を求めていたんだと思います。でもだからこそ、全てのバランスが取れたイシュタヨガと出会えてよかったと思います」と続けてくれました。

マネするわけじゃない。模範となる先生の大切さ

更に私が「養成を受ける生徒さんには、どんな風にヨガを学んでいってほしいですか?」と聞くと、

私は、久美子さんがアーサナから哲学まで全部教えてくれて、三枝純子さんと上山千春さん(2人とも今もイシュタヨガの講師です)がアシスタントをされている時代でした。先生方が大好きで、お手本にと、自分にも反映させていますね。皆さんの良いところを頂いていると思います。教えるときに『わーっ』ってなったとしても、『あっ、久美子さんは、あのときスッとしてたな』って思い出したり(笑)

良いと思ったところ、好きだなと思ったところを模範にするのも必要ですよね、とお話してくれた沙樹さん。ヨガの先生だって人間です。ちょっと揺らぎそうになるとき、焦るときありますよね。そんな時に心の支えになってくれるのは、模範となってくれる先生なのだと思います。

だからこそ、RYT200はどんな先生から学ぶのかがとても重要なのです。それは決して誰かの真似をする、というわけではありません。自分が良いと思った部分は自分が吸収して、また他の誰かに伝えていくことができると良いですよね。

沙樹さんご自身も「良いものはシェアしていきたい」とお話してくれました。

出会って14年。チャンスをくれた師匠の存在

マック久美子先生がオンラインでRYT200を教えている様子
マック久美子先生がオンラインでRYT200を教えている様子

私、初めて行った久美子さんのクラスが、中級クラスだったんですよ。ド素人だったんですけど…(笑)でも、30人くらいいた人の中から、1回目のダウンドッグくらいで、さっと私のところにきてくれたんです。その時に感じたのが『あ、迷惑かけちゃってるかな』じゃなくて『この先生はちゃんと私のことを見てくれてる』っていう安心感だったんです。

沙樹さんは、『この子危ないなって思われてただけかもしれないんですけど(笑)』と笑いながら話してくれましたが、久美子さんは本当に1人ひとり時間をかけて、じっくりと向き合ってくれる先生です。だから、今年のイシュタヨガのRYT200は、オンライン開催では、12名という少人数で開催されました。久美子さんが、「オンラインは初めてのことだから、ちゃんと見れる人数で開催したい」とお話されていたのです。

そのあとbeyoga(久美子さんのイシュタヨガのスタジオ。現在はオンラインのみ開催されています。)に来ませんか?とおっしゃって頂いたときも、同じ感覚がありました。本当に久美子さんには感謝していますし、1人ひとりを公平に見てくださる先生です。

インタビューさせて頂きながら、本当に真面目に一生懸命勉強されてきた様子が伺えました。イシュタヨガの先生方は本当に謙虚に自分のお話をしてくださいますが、皆さん聡明で、スキルの高い先生方が揃っています。

ぜひ、機会があれば、下記に沙樹さんのクラスが受けられるリンクを貼っておきますので、一度クラスを受講してみてくださいね!記事ではお伝えできないのが残念なくらい、素敵な声をされています。

また、10月からは沙樹さんも講師の1人としてアーサナを教えてくださるというRYT500、そして、2022年にもRYT200も開催予定ですので、楽しみにお待ちいただければと思います!