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こんにちは、ヨガジェネレーションのなおこです。

前回の記事(いま話題!”幸せホルモン「セロトニン」”ってどんなもの?)で、書籍を読みながら楽しみに開催を待っていた、有田先生による「脳内ホルモン基礎講座」

この5月に、待ちに待ったこの講座を受講することができましたので、その様子をご紹介します。

心に残る、有田先生からの言葉

どんな学びだったのか、その詳細にふれる前に、まずお伝えしたい、心にどっしりと残っている有田先生の言葉があります。

セロトニン研究第一人者・有田秀穂先生は30年以上、研究を続けてこられました

私たちには、私たちを元気にしてくれる、ありがたい脳内物質・ハッピーホルモンがあります。

まさに灯台下暗し。一番身近であり、自分の意思で動かすことを許されている体なのに、あまりに知らなかった自分自身の脳や体の中で起こっていることの数々。反省するような気持ちと、その何倍もの「知ることができて本当によかった」という気持ちが共存するような感覚でした。

自分の体調をよりよい状態にするために、薬やサプリなど「外」からなにかを取り入れるのではなく、自分自身の中に、驚くほど効果的でありがたい自然治癒力をもつ物質をもうすでに持ち合わせている…

それは自然に出てくるものではなく、体に働きかけることでおこることなのです。

講座を通して、それらの物質の活性化の仕方を知る事ができた今、自分自身の目の前の一日も、そして一生も、自分自身でよりよいものとすることができるのだという、希望に満ちた気持ちでいます。

脳のしくみから紐解く「心の模様」の作られ方

私たちの心・脳に関係する3つの脳内物質のお話から始まった講座。

ドーパミン神経ノルアドレナリン神経セロトニン神経

単体では耳にしたことがあっても、その関係について深くはわからないそれらの物質がどのように関わっているのかのお話を聞くうちに、ぐっと脳内物質の世界に引き込まれるようです。

脳内物質や神経が、心の模様をつくっている。心をぐっと科学的にとらえられた瞬間です

そのそれぞれに役割や関係性をもっている3つの物質。

これらが相互作用することによって、心の模様をつくりだす

有田先生のこの言葉に、抽象的でふんわりとしたものにとらえてしまいがちな「」と、科学的なエビデンスに基づく「脳・神経」が重なりあって見え始め、はっとさせられました。

セロトニン・メラトニン・オキシトシン、それぞれのすごさと関係

心の状態にはどのような神経が関わっているのかについて知ったあと、ドーパミン・ノルアドレナリンに対してのセロトニンの役割、セロトニンの性質や活性化するための秘訣について話が広がります。

セロトニン活性の方法についても、くわしく学びます

たとえば、セロトニンと光の関係についても、具体的にセロトニン活性をするためにはどんな光で、どれほどの強さで、どれほどの長さが効果的なのか?そしてそれらが脳のなかでどのように働きかけることでセロトニン活性につながるのか…。

「光を浴びるセロトニンが増える」

聞いたことがある、から理解する、へ。しっかりと腑に落ちた感じがしました。

さらに、講座の後半ではメラトニン・オキシトシンといった脳内物質の性質やセロトニンとの関連性についても教えていただけました。

セロトニンメラトニンオキシトシン

しゃきっとした覚醒状態、心地よい心の状態、痛みのコントロール、自律神経、姿勢など・・ヨガとの共通点を感じずにはいられないこれらセロトニンの働きや、セロトニンと関係するメラトニン・オキシトシンとの深い関係。

それぞれの物質がどのように生成され、どんな効果があるのかを丁寧に学びます。

有田先生のお話の中には説明の項目と同じくらい、その裏付けとなる実験や研究のエピソードが盛り込まれていました。30年以上もセロトニンを研究されてきた有田先生の研究の歴史とも言える、どれも興味深いエピソードばかり。本当に豊かな学びの時間です。

セロトニンと関係の深い物質として学ぶ、眠りや健康・美容にも関係の深いメラトニン、ストレスとの関係の中でのオキシトシンの存在…

あまりに興味深く、思わず「へ~~~!」と画面を見ながら声が出てしまうほど。

すぐ毎日のヨガや日常に活かせる実践の方法もたくさん知ることができました。

セロトニン神経のメカニズムからみる、心身の状態を「変える」コツ

セロトニン神経の特徴の中で、もうひとつ興味深かったのが、セロトニン分泌の高い脳への変容の過程のお話。

セロトニンの自己点検回路に関わるこのお話は、有田先生の書籍で初めて目にしたとき、あまりに興味深く衝撃を受けた部分だったので、今回直接お話が聞けるのを楽しみにしていた部分でもありました。

心身の状態をよりよい状態に向けたい、と願ったり、体に良いと耳にしたから続けてみたいとしても、つづけることがなかなか難しかったり、様々な理由でその時の体や心がゆるしてくれないという状況にある…ということも。

「自分の性格が理由?」と思ってしまいがちですが、それにはなんとセロトニンの自己点検回路という脳の神経のしくみが関係しているそうなのです。

はじめの一歩を踏み出し、つづけること。有田先生からそんな変容の秘訣も教えてもらいました

それでも、はじめの一歩をしっかり踏み出し、完璧を目指さず、つづけてみること

体が変化するとき起こりうる、一時の壁のような期間があるとしても、それでもここから始めてみてごらん、必ずいいことがあるから––

有田先生の言葉から、そんなメッセージを感じました。

セロトニンという物質のすばらしさと同時に、私たちが変化・変容する上での壁を超える上での「続け方」までも教えていただける時間。

私たちがよりよい状態へと変容する上で、ともすると経験しがちな状態までも包むような深い教えに、心が温かくなる瞬間でした。

幸せは、「つくれる」。そう実感する学びの時間。

心地よく、より幸せに、不安に心惑わされすぎることなく過ごしたい––

そんな誰しもが願うことに対し、脳や神経といった科学的な理由に基づいたメカニズムを重ね合わせていく、講座での学びはそんな時間だったように思います。

それは、ふんわりとしたイメージだった「心」や「幸せ」への感覚を、ぐっとビビットに、たしかなものとして捉えながら、科学にもとづき効果的に理想の状態に近づくべく後押ししてくれたような体験でした。

有田先生が講座の冒頭におっしゃった「心の模様」という表現。

「明日天気になぁれ」にもよく似た感覚で「明日はよい日になるといいなぁ」と明日の自分の幸せを何かに願うのではなく、

「明日の幸せを自分でつくる」ことにつながる、自由さや積極性を機能としてもったメカニズムが私たちの体にはたしかに備わっていて、私たちの周りある幸せにつながる方法について理解と実践があれば、生活は心地よいものとしてめぐりだすのだ、と感じました。

講座を受講して一週間、有田先生による脳の回路のお話を思い出しながら日々を過ごしています。

ペットとのふれあいの時間もその一例。オキシトシンのテーマの中で「心地よいふれあい」について挙げられていたのですが、飼い猫との時間ひとつとっても、今までよりもいとおしく、大切なものに感じるようになりました。

オキシトシンのことを学んでから、ペットとの時間もより大切に思えるようになりました

セロトニン研究第一人者であり、30年以上も研究を続けてこられた有田秀穂先生からの学び。

それはヨガを通して人と関わる上でも、「幸せな毎日」という人間だれしも持ち合わせているであろう願いに向けて自分の心身をこの先も舵切りしていく上でも、本当に学ぶことができてよかったと感じる時間でした。

ぜひみなさんも、誰しもに備わった自然治癒力ともいえる本当にすばらしい物質に目を向けて、幸せをつくるために、有田先生による「脳内ホルモン基礎講座」で、ハッピーホルモンへの理解を深めてみてくださいね。