こんにちは、ざっくです!
ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、サントーシマ香先生が海外にお引越しをされました。香先生の講座の現場担当をさせていただいたこの数ヶ月間は、有難いことに講座に潜入させていただく機会も多くあり、香先生が教えてくれるヨガの教えに私自身も気づきや学びを得ていました。そんな中で、特に印象的だった”サントーシマ香先生の名言“をシェアさせていただきます!
「自分を中心に愛は広がっていきます」
これは、『ムーンサイクル指導者養成講座』の講座で香先生がおっしゃっていたこと。香先生は「日々忙しく過ごしていると自分のことは後回しにしがち。だからこそまずは”自らを充足させる”ことが大切である」とおっしゃっていました。
確かに周りの人を思いやる気持ちは大切ですが、自分に余裕がある時や、心のバランスや体調が安定して心地良く感じている状態の時こそ、より自然に人を思いやることができますよね。香先生は「セルフラブ」という言葉を使っていましたが、「まずは自分を愛すること、そしてその愛が自分を中心にして広がっていく」と教えてくださいました。
「他の誰かにならなくていい、あなたはそのままで素晴らしい」
この言葉は、香先生がメイン講師を務める『全米ヨガアライアンス認定|ヨガ指導者養成講座』の最終日に受講された皆さんに掛けていた言葉でした。200時間を共にした仲間と学ぶ時間が終わり、それぞれ一人一人がご自身の目標に向かって頑張っていく門出の時。皆さん、期待や不安が入り混じっていたと思います。これからインストラクターとして活動していく上で、大変なこともあると思います。そんな時に、この言葉がきっと皆さんの心の支えになると感じました。そして、私自身もパワーをいただきました!
「シャバ(日常生活)が一番大変です!」
『ヨガニードラ・セラピスト指導者養成講座』で香先生がこの言葉についてお話されていました。香先生は講座内でティック・ナット・ハンというベトナムの禅僧の言葉をよく引用されるそうなのですが、その中の一つに「一番瞑想しやすいのが寺院、次が街中、最も難しいのが家庭の中」という言葉があります。この一文について説明する時に、”シャバ(家族の間や仕事場など、日常の中)”という表現をされていました。
周りの環境と調和をしながら生活をしている中で、いつも心穏やかにいることは難しいかもしれません。だからといって環境を変えることも難しい。”ヨガ=ポーズ”というイメージが強い方も多くいらっしゃると思いますが、マットの上以外の日常生活の中でライフスタイルにヨガの教えを取り入れるというのは大変なことですよね。香先生自身も仕事、家事、育児といつもお忙しいはずなのに、シャバでのヨガ実践が難しいと理解しながら真摯に向き合われているので、いつもとても穏やかな雰囲気が伝わってきます。そんな香先生だからこそ伝えられる納得の一言です!
「サントーシャですね」
サントーシャとは、香先生の”サントーシマ”の名前の由来にもなっている”知足(足るを知る)”という言葉。ご存知の方も多いかもしれませんが、ヨガ八支則のなかのひとつの考え方(ヨガ哲学)です。指導者養成講座内での受講生によるデモクラスでのこと。デモクラス指導が終わった後に自分の出来なかった反省点をシェアしていた受講生へ、香先生が贈った言葉です。
自信のないことを行う時に、人は劣等感を持ちがち。サントーシャとは、今の自分の「あるがまま」を知り、それだけで十分素晴らしいということを認めてあげるという意味です。「もちろん反省すべき点は自覚して、次回に活かすことも大切」だと香先生はおっしゃっていました。そんな風に自分にとって、良かったことも悪かったことも同じようにバランス良く見てあげることが大切だと気付かせてくれる言葉です。
どの言葉も香先生自身が”体験されて感じて伝えている”ということがとてもよくわかるものです。香先生の言葉を聞いて凝り固まっていた心がほぐれていくように涙を流している生徒さんや、クラスの前後で表情がとても穏やかに変化された生徒さんを見たこともあります。香先生を通して、ヨガの素晴らしさを体験した方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
「写真左より:ヨガジェネレーションkaya/香先生/ヨガジェネレーションぐっち/ざっく」
「日本に帰ってくるタイミングで、講座をやりましょうね!」とおっしゃって、香先生は笑顔で旅立たれていきました。次回の講座開催はまだ未定ですが、皆さん同様、ヨガジェネレーションスタッフ一同も香先生の講座開催を心待ちに、また講座開催の際は告知させていただきます!