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こんにちは、kayaです。
気づけばヨガに出会って10年以上、ヨガインストラクター時代には真面目にヨガを勉強し、その後ヨガジェネレーションで働き始めて気づけば4年。その間ヨガの講座レポートにもたくさん入ってきました。そのため、講座にお邪魔するとだいたい「あっ、今こういう話をしているのね」というのがすぐに掴めるようになりました。
でも、先日久しぶりに「あれ?何の話?」と聞き慣れない言葉や解説を聞く機会がありました。それはヨガ業界ではまだあまり取り入れられていない”アレクサンダー・テクニーク“というメソッドを用いた「ヨガ指導者のための指導法講座」での出来事。
指導力を上げるために必要なのは「身体の全体性」
身体を扱う業界はヨガ以外でも多々あります。スポーツクラブ、パーソナルトレーニング、鍼灸、整体、ピラティス、マッサージ、アロマなど数え上げればキリがありません。
ヨガを指導するスキルを上げるために、ヨガ業界での知識を学び経験を増やすことももちろん大切です。
でも身体を扱う業界がこれだけたくさんあるのに、先人のヨガ指導者からヨガ業界の知識しか学ばない、というのもなんだか視野が狭くなっている気がしませんか?
この日開催したのは、18世紀に元々は俳優であった”アレクサンダーさん”が発案したアレクサンダー・テクニークが学べる講座。このメソッドを用いてヨガ指導力を上げることを目的としています。
アレクサンダー・テクニークの特徴は「身体の全体性」
解剖学、身体の知識、骨盤や肩甲骨などヨガには様々な部位に特化したスタイルがありますが、あまりに部分に集中してしまうと「痛み」や「動きにくさ」が生じることがあります。本来「頭・心・身体」の全てをとおして1人の人間である私たち。
アレクサンダー・テクニークはその全体をコントロールする「頭」を大切に考え、そこから始まる身体の「全体性」を考えているメソッドです。
なぜアレクサンダー・テクニークを学ぶことで指導力が上がるのか
講師は、アレクサンダー・テクニークを日本に持ち込み、かつこのメソッドをヨガに取り入れられるように適応させて指導されているジェレミー・チャンス先生。
アレクサンダー・テクニークは「まず自分自身の在り方」を考えることを大前提においています。
例えば、「生徒さんにリラックスしてもらうクラスをしたい!」と考えていても、先生ご自身が緊張されているとその緊張は生徒さんにも伝わってしまいリラックスどころか生徒さんも緊張したクラスになってしまいます。そう考えると先生自身の在り方がとても大切だとわかります。
このメソッドでは、先生自身が「自分の在り方」や「身体の動き・使い方」を正しく理解することを重視しており「自身が経験していないことは生徒さんにも伝えられない」と考えています。何が身体にとって適切かわかっていなければ、いくら生徒さんを観察してもそれが適切かどうか見抜くことができません。
まずは自分の在り方を考え学ぶ。そうすることで、生徒さんの身体を診る目が養われ、正しい方向へと導くことが可能になる、そう考えています。
大切なのは、まずは新しいアプローチを学んでみること
生徒として様々な先生や、ヨガクラスを受ける中で「このヨガは私には合うけど、あのヨガは今の私にはイマイチ」といった経験をしたことがあると思います。
どんなものでも、「あの子が良いと言ったから自分にも合う」とは言えないものです。それはヨガの指導法においても同じこと。
ヨガを指導していく上で生まれた悩みや不安を解消してくれるのが、ヨガだけ、とも限りません。
よく「ヨガ=人生」と呼ばれるほど、ヨガは大きなものです。だからこそヨガ指導者として指導力を上げるためには、「ヨガから学べること」に留まらずに新しいアプローチを積極的に学んでいく姿勢が大切だと思いました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!!!!
kaya