体のことを知っているヨガ指導者と知らないヨガ指導者。
真摯に生徒さんに向き合えるのはどちら?

こんにちは。ヨガジェネレーションスタッフの亀井です。

ヨガジェネレーション主催RYT200ヨガ指導者養成講座の東京15期。本講座は20日間で開催しており、13日目と14日目は内田かつのり先生からヨガ解剖学を学ぶ2日間でした。

実際に体に触れたり、マスキングテープを体に貼って、そこにある骨や筋肉を感じる内田先生のヨガ解剖学クラス。今回はその様子をレポートします。

骨や筋肉の名前を覚えるのがヨガ解剖学?

講座風景
”ヨガ解剖学”と聞くと「難しそう」と思って、なかなか勉強を始められない方も多いようです。また骨や筋肉の名前を人体図鑑を見ながら覚えていたけれど途中で挫折した・・・という方もいらっしゃるかもしれません。
 
「ヨガ指導者にとって最初に必要な解剖学は、骨や筋肉の名前を覚えることではない。」というお話から始まった内田先生の解剖学クラス。
 
その理由は・・・
 

骨や筋肉の名前を覚えても、それが生徒さんに届かないのなら意味がない

 
それが「ヨガ解剖学」を日本中に普及させた内田先生の言葉。

内田先生は「ヨガのアーサナ(ポーズ)をとる上で、まず重要なことは骨と筋肉がどんな働きをしているのか?を理解することだ。」とおしゃっていました。確かに骨と筋肉の名前を覚えたところで、それがどのように働き、動かすことでどのような効果があるのかを知らないと、ヨガクラスの指導現場で活かせる知識とは言い難いかもしれませんね。
 

水泳選手にはどんなポーズが有効?

受講生

  • バランス感覚が高くなる
  • 持久力が高まる
  • 怪我をしにくい体になる

  
これらの理由から、現在、ヨガはスポーツ界でも注目を集めています。
 
例えば、あなたが講師を務めるヨガクラスに水泳選手が参加したとします。「背泳ぎをもっと速く泳げるようになるにはどうしたらいいですか?」と言われたら、今、どんな言葉で答えることができますか?
 
まず肩・脚・胴体の動かし方を理解して、その動きのためにどの骨・筋肉が使われているのかを判断する必要が出てきます。その動きを強化するために有効なアーサナは何なのか?どんなシークエンスが効果的なのか?を考えればいいのです。
 
その考えの根拠となるのがヨガ解剖学の知識です。
 

生徒さんの希望を叶えるために必要なヨガ解剖学の知識

講座風景
ヨガクラスに来る生徒さんには様々な目的があると思います。肩こりを改善したい、慢性的な腰痛を治したい、膝が痛い・・・。ヨガ指導者になると一人一人の想いを直接相談されることがあります。その時、真摯に生徒さんと向き合うための基盤となるもの、それがヨガ解剖学です。
 
解剖学という膨大な範囲の中から、ヨガで確実に必要となる基礎の基礎を学ぶ2日間。「体の動きを読み取り、自分で調べられるようになる」そんな一歩を踏み出せるようになった東京15期のみなさん。

ヨガ指導者として、プロ意識を持とう

集合写真
内田先生はクラスの途中でこんなことをおしゃっていました。
 
「マグロを詳しく説明できる寿司職人と、知らない寿司職人。どちらの寿司を食べたいかな?」
 
これはヨガに例えるとこういうことです。
 
「人の体のことについて詳しく説明できるヨガ講師と、知らないヨガ講師。どちらの人からヨガを習いたいですか?」
 
答えは明白ですね。ヨガ指導者になると本当に様々な質問を生徒さんから投げかけられます。その一つ一つに向き合える指導者になって欲しい。内田先生の想いの詰まった2日間のヨガ解剖学クラス。
 
内田先生、本当にありがとうござました。
 
東京15期のみなさんも、本当に楽しそうでしたね。「ヨガ解剖学をもっと勉強したい!」そう言いながら帰っていく生徒さんが本当にたくさんいました。お疲れ様でした!