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ヨガに関する、怪我や痛み。ヨガ業界ではセンシティブな話題となって記憶に新しいかもしれません。実際にヨガジェネレーションでも、内田かつのり先生が行う、ヨガ×怪我疾患講座においては、こんなアンケートが日々寄せられています。
これらは実際に講座に来ていらっしゃる、ヨガインストラクターさんに書いて頂いているもの。ヨガクラスには怪我や痛みを持ってこられる方がいかに多いかを実感せざる得ない状況です。
こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。
もちろん、ヨガインストラクターの皆さんも
まさか、私が相手に痛みを与えてる・怪我をさせているわけない
そう思っていらっしゃることでしょう。だって、ヨガの先生は皆さん、本当に優しい人が多い。私自身、前職は全く違う業界にいたので、本当にヨガ業界は優しい方が多いと実感しています。
しかし、反面、こうも思っています。優しいだけでヨガを教えてはならない、と。正しい知識とヨガを伝えるスキルは必要です。なぜなら、みなさんはプロ。ヨガを伝えるためのプロとして、生徒さんたちの前に立っていらっしゃるからです。
今日はそんな皆さんにまずはこの写真を見て頂きたいと思います。
プランクの手首は90度?体の常識
皆さん、このポーズご自身のクラスでされる方も多いのではないでしょうか?そうプランクです。
実は人間の手首は70度~80度までしか伸展しません。つまりプランクをしているときは自らの体の重さをかけるため90度になっていますが、その手首は可動域を超えていることになります。
それだけ手首に負荷をかけてアーサナを行っているという真実をヨガ指導者は認識しておかなければならないのです。
知りませんでした、は通用しない。無意識に痛みを負わせている可能性
怪我、とまでいかなくても、知らず知らずのうちに、痛い思いをさせてしまっていることもあります。そのときは感じなくても続けているうちに出てくる痛みもあります。それを未然に防いであげるのもヨガ指導者の仕事です。
健康のためにヨガに通っている、或いは「今ある痛みを軽減させたい…!」という思いでヨガに通っている方もいらっしゃるかもしれません。
そういった方に新たな痛みを作ってしまっては本末転倒です。ヨガを指導する上で最低限の怪我に対する予防策を学んでおきたいものです。
怪我の原因はアジャストではない!怪我をさせないために必要な3つのスキル
ちなみに皆さん、怪我の原因として、考えられるのがアジャストだと云う方もいらっしゃいますが、実はそれ以前の問題であったりします。
先日、内田かつのり先生の愛弟子である、さかたのりこ先生とお話をする機会がありました。そこで、のりこ先生がお話してくれた、インストラクターが生徒に怪我をさせないために必要なことは3つある、と教えてくださいました。
その1:正しいインストラクションでリードができているか
まずはヨガインストラクターさんの「伝える力」の問題。皆さんご自身のインストラクションを振り返ってみてください。どうでしょうか?体を使わず言葉だけで、伝えたいことを伝えることはできますか?
その2;そのインストラクションが「伝わっているか」
また、こちらが伝えているつもりでも、相手に伝わっているかどうかは別物です。あなたが伝えたいことと同じ動きを生徒さんはできているでしょうか?「伝える力」と同じくらい必要なのが「伝わるかどうか」です。
その3:生徒のアライメントを診る力、ミスアライメントを見抜く力
最後に、重要なのは「あっ、危ない!」という現場を見つけ出す能力です。前述したように、プランクは90度ですが怪我を防ぐための動きをしているかどうかを見抜く能力がインストラクターには必要です。ここでは実際に、爪の色が白いかピンクかを見ています。
それほど小さなところまでの「見抜く力」が必要なのです。
勉強は知識を付けるためのものではない。あなたのファンを増やすこと
皆さんは、この3つに自信はありますか?もし今、不安になったのであれば、ぜひ勉強する時間を持ってみてください。
決して知らないことを責めているわけではありません。「今」知らないだけで、勉強して未来、知っていけばいいだけのこと。
怪我について勉強することは、みなさんの大切にしている生徒さんを守ることです。ヨガインストラクターの方々はアーサナクラスを行っている方がほとんどかと思います。皆さんには生徒さんの体を預かる責任があります。
生徒さんに信頼して体を預けてもらえるインストラクターを目指しませんか?
そうすればきっと今以上にあなたのファンが増えることに繋がるはずです。
ヨガジェネレーションでは、体のプロである、内田かつのり先生による、ヨガ×怪我・疾患講座の3シリーズを展開しています。3講座セットで受けて頂くと修了証が発行されるにはワケがあります。
この講座には、修了証を渡すだけの価値がある、ということです。
ヨガインストラクターをしている方々全員に受けてほしい。インストラクターをしている方々全員に「怪我のリスク」は潜んでいるということを知って頂きたいと思っているのです。