妊娠しやすい身体づくり

こんにちは、ひぐっちゃんです!

私の周りでは妊娠出産ラッシュが落ち着きましたが、みなさまの周りはいかがでしょうか?

最近は友人たちが育児をしている様子を微笑ましく思いながらも、自分が妊娠するタイミングでは妊娠同期がいないかもしれないという一抹の不安と寂しさを感じ始めています。

今でさえ仕事などでろくに自分のケアができていないのに、妊娠したらどうなってしまうのだろう?今の生活習慣のままでは妊娠中ボロボロになってしまうことは明らかで、個人的には自然妊娠すら現時点では危うい気さえしています。

しかし、不幸中の幸い(?)なのでしょうか、今年中に妊娠するなどのプレッシャーはありません。それならば、将来的に子供を授かるために、今からできることについて考えてみました!

自然妊娠に向けて、まずは何からすればいいのか?

何から始めればいいのか調べる女性
妊娠しやすい心身を育むためには、まずは、女性の心身の特性と女性としての自分の心身の状態について知ることから始まります。みなさんは自分について、今どれくらい把握できていますか?

まだ妊活を始めていない女性の多くは、生理周期と生理前・生理中の状態くらいではないでしょうか?

私も自分の生理周期と生理前・生理中のことしか把握できていません。しかもそれを把握している理由が日常生活を滞りなく過ごすためです。たとえば、生理痛があると仕事に集中ができないから、痛み止めを忘れずに携行するなどです。

しかし、実際は生理期間中だけではなく、その前後も身体の中でいろいろな変化がおきています。生理日管理アプリの普及などにより、そのことを知っている人は多いと思いますが、理解できている人は多くないのではないでしょうか?

自分に寄り添ったライフスタイルを送るためには?

生理周期カレンダー
多くの女性が生理前や生理中は気持ちが不安定になったり、生理後は明るくなったりするのを体感したことがあるのではないでしょうか?

これらは女性ホルモンによる影響ですが、この自分に起きる変化をもう少し細かく把握し、それに合わせた予定を立てられるようになると、より毎日が過ごしやすくなると言われています。

【女性の身体の4つの時期】
一般的に生理周期は4週間(28〜30日)を1サイクルとし、4つの時期に分けることができます。

1.生理中(1週目・低温期)
・身体:血行が悪くなる、生理痛、頭痛、下痢、吐き気、だるさを感じる、肌荒れ
・こころ:プロゲステロンとエストロゲンの分泌が急激に低下することで、落ち込みやすくなる。生理が終わりに近づくと気分が回復していく。

2.卵胞期(2週目・低温期)
・身体:髪の毛や肌ツヤが良くなる
・こころ:エストロゲンの分泌が増え、副交感神経が優位になりやすくなり、ポジティブでリラックスした気分になる。

3.排卵期(3週目・高温期)
・身体:下腹部の痛みや排卵痛
・こころ:ホルモンバランスの急激な変化により、感情の起伏が激しくなり、気持ちが不安定になっていく。

4.黄体期(4週目・高温期)
・身体:胸のはりや痛み、便秘や肩こり、眠気もしくは眠れない
・こころ:プロゲステロンの影響で、イライラや不安感が募り始める。

上記のリズムを把握したとしても、社会生活で起きることすべてを自分の周期と合わせることは難しく、生理周期が不定期な方は自分のリズムを把握しにくいと感じるでしょう。

そこで役立つのが、ヨガのポーズや瞑想なのです!

感情や症状別!生理中におすすめのヨガ

朝起きてこれから活動する女性
ヨガには自分の心と身体に調和をもたらす効果があると言われています。

ヨガのポーズや瞑想を不安定な感情や日常生活からくるストレスやプレッシャーから自分を解放するツールとして活用することで、女性ホルモンの変動による気持ちのアップダウンや不調を緩和することができます。

<生理痛の時:バッタコナアーサナ(がっせきのポーズ)>
バッタコナアーサナ
骨盤内の血流が滞ると、生理痛が強くなると言われています。バッタコナアーサナは股関節の柔軟性を高め、骨盤周りの血流を良くする効果があります。さらに、溜め込んだストレスの解消にもつながるポーズです。

<落ち込んでいる時:ヤシの木のポーズ>
ヤシの木のポーズ
悲しい時や落ち込んでいる時、人は下を向いてしまいがち。どんよりした気分を上向きに変えて、やる気を出したい時におすすめなのが、ヤシの木のポーズです。

両手の指を大きく広げ、胸をしっかり開いていくことで、前向きな気持ちになりやすくなります。また、つま先立ちになることで集中力も高められます。

<イライラする時:ウッターナアーサナ(立位前屈)>
ウッターナアーサナ
イライラしている時、頭に血が上ったような感じがしますよね。そのような時は精神と肉体を浄化し、ストレスや疲れを取り除くと言われるウッターナアーサナ(立位前屈)を脱力した状態(背中を丸め、腕に力を入れない状態)で行うことがおすすめです。

気持ちを落ち着かせることの他に、肩や首のこりをほぐす効果もあるポーズです。

<感情の起伏が激しい時:お腹に手を当てた腹式呼吸>

感情の揺れが激しく、情緒不安定な時は、楽な姿勢で座ってゆっくりと深い腹式呼吸をしてみましょう。手をお腹に当て、呼吸による身体膨らみに意識を向けることで、徐々に落ち着きを取り戻すことができます。

また、自分が情緒不安定になっていることを客観的に捉えることは、冷静になるために役立つと言われています。

さらに妊娠に近づく身体づくりのためには?

妊活xヨガ
妊娠しやすい身体づくりには、本記事で紹介した生理周期に合った過ごし方の他にも、まだまだたくさんあります。

基礎体温の管理、食事やデトックス法もその一部です。子宮とつながることを目的とした瞑想も存在し、さまざまなアプローチが世界中で研究されています。

オーストラリアに拠点を置く、ブリスベイビーヨガ協会のロージー・マダソン先生もヨガを用いた妊活を提案するスペシャリストの一人です。

ロージー先生は日本で年に一度「妊活xヨガ」という講座を実施しています。女性の身体や生理(月経)のしくみはもちろん、食事療法、月経サイクルを改善するヨガやストレスマネジメントに役立つ瞑想が学べる珍しい講座です。

未来の自分、子供、家族のために、ライフスタイルの見直しのために、インターネットだけの情報ではなく、専門家による講座に参加することも良いですね!

【参考文献】
参考1:日本新薬株式会社「生理痛情報サイト教えて生理痛」
参考2:エリエール「生理周期と心身のリズム」
参考3:エスエス製薬「生理痛を和らげるストレッチ」