ヨガジェネレーションで長年に渡り愛され続けている人気講座「初心者ヨガインストラクターのための勉強会」
プログラムをリニューアルすることはありましたが、ヨガジェネレーションで一二を争う長寿講座となっています。
講師はオハナスマイルヨガスタジオを始め、都内のスタジオで活躍されている出口眞喜子先生。ヨガ指導者養成講座を卒業し、実際クラスを始めて、改めて悩むこと、指導者養成講座を卒業しただけじゃ足りない!もっと学びたい!と思っている皆さんへ愛を持って長年講座を続けて下さっています。
眞喜子先生のヨガの指導歴は15年以上。レギュラーレッスンだけでなくティーチャートレーニングを始め、ヨガ指導者のための講座も開催されています。しかし、そんな眞喜子先生にも初心者ヨガインストラクターの時代がありました。
今回のインタビューの前編では、眞喜子先生が、ヨガの先生になりたいと思ったきっかけ、そしてヨガで伝えていきたいこと。後編では、実際に眞喜子先生が初心者ヨガインストラクター時代にどんなことで悩み、そして克服していったのかをお伝えしたいと思います!
日本の大人を元気にしたい!出口眞喜子の想い
眞喜子先生がヨガ指導者になろうと思ったきっかけを教えてください。
そうですね。いくつかありますが、まず自分がやっていてヨガはすごく楽しかったし、気持ちよかったので、これをみんなに伝えたいなと思ったこと。
それから本格的に指導者になりたいな、と思ったのは、自分の周りの大人がたちに元気のない人が多かったからっていうのもありますね。
「日本の大人を元気にしたい。」それは今も変わっていません。ヨガの先生たちと交流していると、やっぱりヨガの先生には疲れている人が少ないなぁと思います。クラスが終わったあと、色々な先生と交流するんだけど、悩みや差別も少ないので一緒にいて安心するよね。という話をしますね。
業界の外を見ると最近は、人を戒めたり、いじめがあったりとかというニュースが多いでしょう?ストレスの解消方法や心の整理の仕方を知らないんだろうなって思います。
学校教育で教わらなかったことを大人に伝えたい
確かにそうですね。
子供のときに道徳的な教え、宗教観そういった方法は教えてもらえないじゃないですか?
死んだらどうなるの?って漠然と考えていても誰にも質問できなかったし、身近でなかったんですよ。悩んだときにどうやって解決したらいいのか教えてもらっていないから、心の整理ができないまま大人になってしまうんですよね。
体も同じ。「体を動かすとこんなに気持ちいいよ」とは教えてもらっているけど、エネルギーが回ると気持ちいいよ、と教えてもらってない。そういう事を知らないから、適度に体を動かすことがいいことだっていう論理がわからないですよね。
人とのトラブルが起きた時の解決方法もわからないし、もっと知らないのは自分の心の問題や解決方法を知らない人が多いから大人になってから、挫折したり、自殺したり、人とのトラブルも起きやすいんですよ。
人間関係で悩んでいる人は多いですよね。私の周りでもよく聞きます。
そう。私自身も昔は、人間関係もべったりすることが仲良くて、それが人との心のつながりの深さだと思っていました。どこいくでも一緒、なんでも一緒、あなたのことはすべてわかる、理解している、っていうのがほんとの仲の良さってね。
だけどそうじゃないでしょう?距離を置いて、尊敬しながら付き合うことの心地良さ、私はそれをヨガで教えてもらいました。そういう事も含めて、言葉だけで伝えるのは難しいけど、クラスの中でちょっとずつ伝えて、大人が元気になれるようなことがあればいいな。と思っています。
レギュラーレッスンで伝えていきたい、大切なこと
子供の時に教えてもらってこなかったことを、大人になってからヨガで教えたいってことですね。
そうね。そういう大人は多いと思うんですよ。比較的部活をしている子たちはそういうことを教えて貰っているけれど、学校にそんな授業はないでしょう?少なくとも私たちの時代にはなかったんですよね。本来は親が上手に教えることが出来るのが理想ですよね。
確かに。私も学校の授業で教えてもらった記憶はありません。
そう。だから、私がヨガで教えてもらったことをレギュラーレッスンでコツコツと伝えていきたいと思っています。
今でこそ、私はヨガインストラクターさんに向けて、講座やティーチャートレーニングをしているけれど、毎日のヨガクラスを大切にしていくことがヨガインストラクターとして大切なことだと思っていますね。
オハナスマイルでレギュラーレッスンを担当して頂いて、8年が経とうとしている眞喜子先生。オハナスマイルヨガスタジオがオープン当時から、本当にクラスを大切にしてくださっています。
大切なことを伝えていくのは、何も特別な講座やトレーニングじゃなくてもいい。毎週来てくれている生徒さんにコツコツと伝えていくことなんだよ、とお話してくれる眞喜子先生の姿はとても印象的でした。
ヨガインストラクターさんの中には、指導者養成講座やワークショップを行うことがすごいこと、素晴らしいことだと思っていらっしゃる方もいるかもしれません。しかし、まずは今、目の前にいる生徒を大切にすることを眞喜子先生が教えてくれた気がします。
次回はいよいよ、眞喜子先生の「初心者ヨガインストラクター時代」のお話。どんなことに悩み、そして、どうやって克服していったのでしょうか?
核心に迫っていきますので、ぜひお楽しみに!