摂食障害の症状を緩和するヒント

日本国内における、摂食障害の回復率や改善率

食事をすることを拒む女性
「ダイエット」という言葉や広告を目にしない日はないくらい、世の中には様々なサービスやメソッドが溢れ返っています。しかし、その一方でダイエット依存症や摂食障害に悩んでいる人や家族がいます。

ダイエット依存症や摂食障害の症状の1つである、食に対する嫌悪感と食べないという行為。一度この状態なってしまうと、回復は難しいと感じてしまう人も少なくありません。

しかし、摂食障害全国基幹センター及び摂食障害情報ウェブサイト検討委員会が運営している「摂食障害情報ポータルサイト」によると、摂食障害(拒食症ならびに過食症)の回復率は約50%でした。

さらに30%は一部の症状は残るけれど改善していると報告されており、残りの20%が慢性化していることが分かりました。
 
回復と改善を合わせると可能性は80%にも上り、多くの人が深刻な症状から脱却できていると言えます。しかし、回復や改善は決して容易なことではなく、根気強く治療に取り組むことや周囲のサポートが必要とされています。
 
ヨガジェネレーションでは、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を用いた摂食障害の症状へのアプローチするワークショップ、「摂食障害の症状を緩和するためのヨガ講座」を開催しています。

講座の講師であり、自身も摂食障害からの克服を経験している、エマ・グラント先生へのインタビュー内容をご紹介いたします。

自分の身体と健全な関係を築いて欲しい

自然の中にいるエマ先生
【質問1】「摂食障害の症状を緩和するためのヨガ講座」を始めたきっかけは何ですか?

最初は、自分の体に不満を持っている一部の友人たちのために始めたの。ヨガ、アーユルヴェーダ、自己問答を学び実践する、6週間のプログラムをつくった。でも、プログラムを進めていくうちに、参加してくれている女性たちが内容を気に入ってくれて、最終的には6ヵ月にも及ぶプログラムとなったわ。

そして、プログラムの内容をブラッシュアップさせて、一般向けにオーストラリアで開催するようになったのよ。

日本では、ヨガジェネレーションと一緒にオーストラリアで開催しているプログラムを1日に凝縮させて、「摂食障害の症状を緩和するためのヨガ講座」を開催させてもらっているの。

もっと日本の女性に自分の身体と健全な関係を築いてもらいたい、という情熱を持って、毎回講座に臨んでいるわ。

○○体型が美しい…世間からのプレッシャーから逃れるためには

緑の多い場所で散歩している女性
【質問2】日本人女性の食生活についてどう思いますか?

私の個人的な見解では、日本人女性の多くは外見に対するプレッシャーを強く感じているように思ったわ。世の中に認められる体形になろうとして、食事ををコントロールしている。

日本に来た時、サラダやスムージーの専門店、袋詰めされたパンが多くて驚いたわ。きっとメディアが発信している健康的な食事のイメージがよくないのだと思った。私は、お刺身、お米、海藻類などの日本の伝統的な食事の方が健康的だと思う。

自分の外見に満足できていなかったり、世の中のトレンドに流されやすくなっていると感じた時は、一度メディアやSNSから少し離れ、公園など自然が多い場所で過ごす時間を作ってみるといいでしょう。そうすることで、自分と何かを比べて否定的になることなく、冷静に自分自身と向き合えるようになってくるわ。

良い食事の選択をするための3つの自己問答

スーパーで買い物する女性
【質問3】少しずつ自分の食生活を変えるために、今からできることはありますか?

良い食事の選択をするために、レストランで食事をする時やスーパーで買い物をする時に試して欲しいことを3つ紹介するわ。

  • 選ぶ時の自分の思考をよく観察する。(どのようなことを思いながら、その食べ物を手に取ったか)
  • 自分が選んだものは、本当に欲しい、必要だと思って選んだか考える。(本当は”これを選ばなくてはならない”と自分で自分をコントロールしていないか)
  • 自分が感情的になっている時に食べ物を選んでいないか確認する。(怒りや悲しみを感じている時よりも、リラックスしている時に選ぶ方が好ましい)

エマ先生から、悩んでいる方へのメッセージ

講座を受けている受講生たちの後ろ姿

少しでも食生活で悩みがある方は、気軽に講座に来て欲しい。「摂食障害の症状を緩和するためのヨガ講座」では、自己否定を少しずつ無くしていくためのヨガや瞑想を実践し、物事に対する捉え方を変えて、心身ともに健やかにしていくことを目指しているわ。 また、悩んでいるのは自分一人ではなく、仲間がいることを知ることも大切よ!

※参考:「摂食障害の経過」(摂食障害情報ポータルサイト)

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