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こんにちは!ヨガジェネレーションのベーです。私は関西の出身なのですが、前職で新人を指導しているときにこんなことがありました。会議室を使って、会議室を使ってロールプレイング(自分の役割を想定した疑似体験)の研修をしていた際、研修では使わない資料があったので、「それほっといていいよ」(関西弁で「捨てといていいよ」の意味)と言って、その会議室をあとにしました。しかし、なぜか、帰りにその会議室に入るとその資料がそのまま放置されていたのです。(どうやら新人ちゃんは「放っておいていい」と言われたと思ったらしい)人に伝えるって難しい(方言のせいだけど)と思った瞬間でした。
生徒さんに「伝わる」インストラクションって難しい!
ヨガインストラクターの皆さんも上記とは違うかもしれませんが、一度は体験したことがあるのではないでしょうか?生徒さんが、自分が頭で思い描いている動作と違う動きをしてしまう。「膝を深く曲げて」と言うと本当は90度に曲げて欲しいのに、膝が足の甲より前に出てしまっていたり、膝が内側に入ってしまっていたり。伝えたいことが伝えきれず、やきもきしてしまう…そんな経験はありませんか?
今日はそんな皆さんのために、ヨガジェネレーションのロングラン講座、「出口眞喜子先生による初心者ヨガインストラクターのための勉強会」に潜入し「ヨガ(アサナ)を伝えるコツ」を聞いてきました!
コツ1:適切且つシンプルな言葉でインストラクションを
インストラクションをするとき「~してください」「~しましょう」と敬語になってしまう方はいませんか?目の前にいる生徒さんは「お客様」だし…という気持ちはよくわかりますが眞喜子先生はこうおっしゃっていました。
インストラクションは限られた時間でわかりやすく伝えることが大切です。体現止めや単語でも充分です。
特に日本語はいろんな表現があるので、たくさん説明したくなりますよね。だけど、体を動かしながら聞いている生徒さんからすると、たくさん説明されても体はひとつしかありません。シンプルな言葉の方聞きやすく、わかりやすいのです。
コツ2:よくあるアサナのミスアライメントは覚えておこう!
アサナの正しい形を知っておくことはもちろん、アサナごとによく起こりがちなミスアライメントも必ず頭に入れておきましょう
と眞喜子先生。
例えば、戦士のポーズ2番を行うときは、前足の膝が内側に入ってしまう人、後ろの手が下がってしまう人がいます。これらのミスアライメントはいろんな人に起こりがち。インストラクションの際は、それらの注意点を入れることで生徒さんがより心地よくアサナを取れるように誘導できるのです。ミスアライメントを覚え、どういう言葉で説明するかを準備しておくことが大切ですね!
コツ3:ヨガインストラクターはデモンストレーションに入りすぎない!
そして最後に、
ヨガインストラクターは、生徒さんを見守るのが仕事です。デモンストレーションも大切だけど、アサナに集中しすぎてはいけません
自分のアサナを見てもらって、真似して貰うのが一番簡単!と思いがちですが、それでは生徒さんが間違ったアサナを取っていても気がつきません。間違った方向でアサナを深めてしまうとそれは怪我にも繋がります。インストラクターは「生徒さんを見守る」という大切な使命があります。安全にヨガを伝えるためにも生徒さんを「見る時間」は長くとる必要があるということですね。
眞喜子先生がこんなことをおっしゃっていました。
ティーチングは、言葉のアジャストメントです。伝わるティーチングができれば、修正するアジャストメントは不要になります
よく「アジャストメントはポーズを修正するためのものではない」と聞きますが、生徒さんに正しくインストラクションが伝われば、体に触れるアジャストメントは最小限ですむのだそうです。
いかがでしたか?出口眞喜子先生が行う、『初心者ヨガインストラクターのための勉強会』は、皆さんが「ヨガを教えるプロとして、必要な基本」の詰まった講座です。ティーチング以外にも、シークエンスの組み方やアジャストメントの基本など、ヨガインストラクターが知っておきたい基本がたっぷりと学べます。
余談ですが、私、あまり、関西人だと思われません。(関西人だけど標準語上手いんですよ!)講座受付で見かけたらぜひ声をかけてくださいね!