目次
ティアン・アラン先生の担当になってはや10ヶ月。ずっとeメールでのやりとりだけで、何だか「メル友(古い)に初めて会うときってこんな感じなのかな、それともこんな感じ?」と勝手に想像していたべーです。こんにちは!
どれだけこの日を待ち望んだことでしょう。待ちに待ったティアン・アラン先生が2年ぶりに来日!しかも、通訳は、リストラティブヨガセラピューティック講師である、川原朋子先生という豪華っぷり。朋子先生とティアン先生2人の担当をさせて頂いている自分としては、これ以上にない風景を想像し、この日を心待ちにしていました。
しかも、昨日の夜まで、「明日のワークショップにキャンセル出ていませんか?」とお電話があったほどの人気ぶりだったこの講座「究極のシャバーサナ集中講座」。さっそくレポートさせて頂きます!
意外と難しい?ヨガクラスのシャバーサナ
ヨガを教え始めて18年になりますが、生徒さんに「好きなポーズは何ですか?」と聞くと、皆さん「シャバ―サナ」と言います。
と笑顔でおっしゃるティアン先生。噂には聞いていましたが、本当に、観音様を彷彿させる暖かさと癒しのオーラで溢れた先生です。
講座はまず、自己紹介と共に、「シャバーサナに対するイメージ」を皆さんそれぞれが語る時間から始まりました。
しかし、皆が好きだと言うのかと思いきや…
- 腰が痛くて仰向けに寝るのが辛い
- 頭の中がぐるぐるして、集中できない
- クラスを見渡すとシャバーサナ中の生徒さんがもぞもぞしてる…
などの意見が。ちなみに実は私もシャバーサナは好きだけれど集中できない人のうちの1人です。色々なことを考えてしまって、頭が騒がしいまま終わってしまった…ということがよくあります。
「究極のシャバーサナ集中講座」では、ティアン先生からシャバーサナを行うときのポイントがいくつも紹介されます。
全部はご紹介できないので、今日は「頭で色々なことを考えてしまって集中できない!」という生徒さんがいたときにどうすればいいのかを例に挙げてご紹介をしたいと思います!
【方法1】呼吸に集中させる
いかりを下ろすポイントを決めましょう
とティアン先生。いかりを下ろすというのは、1点に集中させる、という意味です。例えば、呼吸にポイントを定めるとします。そして、その呼吸に意識を集中させます。マインドを鎮め、意識を内側に集中させるために呼吸が自分の鼻から体内に入っていき、そして、その呼吸によって体内が満たされていく…
それに集中することで、ざわついたマインドを鎮め、内側が呼吸に満たされることによって身体が緩まっていくのを感じることができるのです。
【方法2】マントラを教えてあげる
マントラを組み込んで、それに意識を向けるのもいいでしょう。呼吸のマントラというのがあります。『私は吸う息で平和を招き入れ、吐く息で緩みます』というものです
このマントラを声に出さなくてもいいので心の中で唱えてみます。すると、これも上で紹介した呼吸と一緒でずっとそこに集中しているので、マインドが外側に逃げることなく、自分の内側にとどまってくれます。
【方法3】手のひらに小石を置いてあげる
実体験として集中させる方法もあります。小石を手の平に乗せてあげるのです
確かに、実際に自分の手に乗っているものに意識を向けるのは簡単ですよね。私自身、シャバーサナやリストラティブヨガなど動かないヨガをしている際、集中できないことがあります。でも、そんなときは、かかっているブランケットやアイピローに意識を向けていることがあります。そのモノに集中することで、色々と考えてしまいがちなマインドを鎮めるのです。
もし、そっと先生が「集中できなければ、ブランケットを感じているだけでいいよ」とひとこと声をかけてくれたら、生徒さんはすごく安心できるんじゃないかな?と思いました。
リラクゼーションを引き出せるシャバ―サナを
本来とても心地よく、リラックスできるはずのシャバーサナ。しかし、様々な理由で、その場所にとどまっていることが難しい生徒さんにどうすればリラックスして貰えるのか、考えることもヨガ指導者としてとても大切なことです。「究極のシャバーサナ集中講座」では、こういった、マインドを鎮める方法はもちろんのこと、実際に様々なプロップを使用して、シャバーサナのバリエーションを勉強する時間も設けられています。
もちろん、実践の時間も!(羨ましかった…)どんな流派でも、クラスの最後はシャバーサナで締めくくることが多いはず。ぜひ一度、シャバーサナに特化して学んでみるのはいかがでしょうか?