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ぱっと生徒さんがクラスに入ってきたとき、ヨガクラスの最中に生徒さんコンディションが気になることはありませんか?リラックス系のヨガクラスを開催している方であれば「生徒さんがリラックスしてくれているかどうか」は気になるポイントではないでしょうか?
そんなヨガ指導者の皆さんに今日は、生徒さんの「緊張状態を見抜く」チェックポイントをご紹介したいと思います。
自慢ではありませんが、女子なのに眉間の皺には自信があります。ヨガジェネレーションのべーです。こんにちは。ある日、リストラティブヨガを受けている寝顔をスタッフに激写されて驚き。まさかの眉間の皺!寝ているときにまで!(※リストラティブヨガは大体寝るんですよ、私…)
だいぶ落ち込んでいるべーであります。とはいえ、本日のオハナスマイル駒沢大学店ではリストラティブヨガ指導者養成講座の真っ最中。ちょうど、生徒さんへの指導方法をティアン・アラン先生がお伝えしているところに潜入してきました。
緊張の状態を身体でチェック!押さえておきたいポイントとは?
指導者の皆さんは、クラスに来る生徒さんがスタジオに入ってきたとき、またはクラスの最中、生徒さんのどんなところを見ていますか?
特に夜のクラスをしていると緊張状態が強いままヨガクラスに来る生徒さんが多いのではないでしょうか?
交感神経優位になっている生徒さんには特徴があります
とリストラティブヨガ指導者養成講座の中でティアン先生はお話していました。
自律神経には、活動中や緊張状態のときに優位になる交感神経とリラックスモードのときに優位になる副交感神経とがあります。
今日はリストラティブヨガ、ヨガニードラなどを指導している皆さんはもちろん、リラックス系のヨガクラスを行っているヨガ指導者の皆さんが気になる、生徒さんの緊張(交感神経優位になっている状態)を見抜く3つのポイントをご紹介したいと思います。
【ポイント1】目元と眉間に注目!目に力が入っている人多し!
目元を見てみましょう。ストレスを感じている目元はストレスを察知するために瞳孔が開き、かっと目を見開いていることが多いです。
とティアン先生。ストレス状態が続いている目元は、他にも瞬きが異常に多かったり、眉間に皺が寄っていたりと何かとストレスが表れる場所だそうです。
私たちの日常は、目を使うことが非常に多く、特に現代はパソコンやスマホの影響もあり、過度に目の筋肉が疲れている状態。本来人間は、心地よくなってくると自然と瞼が重くなり、目を瞑りたくなるもの。
目に力が入っている状態は、ストレスサインの1つなのです。
【ポイント2】への字になってない?口元の緊張は要チェック
目元と同じく、注意して観てあげたいのが口元。
私も経験があるのですが、パソコンで集中して文章を打っていると、奥歯にずっと力が入っている状態が続いていて、はっと気が付いたときには顎が疲れている…ということが。例えば、夜、眠るときにマウスピースをはめて寝ている方はいらっしゃいませんか?
本来、歯はとても硬くとても摩耗するようなものではありません。その歯にヒビが入ったり、割れてしまうことがあるというのはすごい力で食いしばっているということ。そんなときは
鼻から吸って、口からはぁっと息を吐きましょう
という誘導で、口元やほほの緊張をほどいてあげられるそうです。
【ポイント3】浅い胸式呼吸は緊張の合図!
最後に見ておきたいのが、生徒さんの呼吸の状態。緊張状態にある生徒さんの呼吸は、浅く早い胸式呼吸になりがち。これが緊張の合図です。
ゆっくりとした腹式呼吸は、交感神経優位になっている状態を鎮め、副交感神経を高めてくれます
とティアン先生。また、自分の身体や心が何を感じているのかは、深い呼吸で自分を落ち着かせることで感じ取れるのだそう。おなかまで呼吸が入り、内側が静かになればなるほどいろんな声が聞こえてくるとおっしゃっていました。赤ちゃんが全身で呼吸するのと同じように、私たちも身体のできるだけ奥深くまで呼吸を入れてあげる必要があるのですね。
いかがでしたか?忙しくストレスの多い現代人は、「力を抜く」という感覚を忘れている人が多いと云われています。
リストラティブヨガはたくさんの人の心や身体に潜んでいる不必要な緊張や力みを手放し、そして、リラクゼーションへと導くためのツールの1つです。
上記のような生徒さんがヨガクラスにいらっしゃることが多いという方は、リストラティブヨガを学んでクラスの中で活かすチャンスかもしれません。
余談ですが、最近可愛いアイピローを購入した私。皺が癖になって本格的に皺になる前にリストラティブヨガを実践するのです!!!