こんにちは、ヨガジェネレーションのかめこです。

本日、イーク表参道では「RYT200ヨガ指導者養成講座」のマタニティ・産後ヨガクラスが開催されていました。担当してくださっているのは産婦人科医の高尾美穂先生です。産婦人科医の立場から、妊娠期・産後期の女性の体や女性ホルモンの変化を詳しく伝えてくださいました。

講座の終わりに、一人のお子様がいる生徒さんが「妊娠する前に知りたかった!」とおっしゃいました。私はその言葉が嬉しくて、その理由を深掘りしてみました。

情報過多な現代だからこそ、迷うことがありませんか?

生徒さん一人一人が、どんな事を学びたいのか?を把握するためにメモをとる高尾先生。


今は情報社会で、スマホがあればすぐに情報にありつける時代です。でも、ネットで検索をしていると、「これって本当なのかな・・・」と疑問符が頭に浮かぶことはありませんか?

それほど重要度の高くないものであれば、自分で答えを出したりして解決できるものもあると思います。

でも、それが自分や身近な人の健康や命に関わるものであったらどうでしょうか?本当かどうか分からない情報を、判断の基準として採用することはあまりないのではないかと思います。

ヨガインストラクターに大切にして欲しいこと

まるで生徒さんが目の前にいるかのように微笑む高尾先生。


高尾先生がRYT200の受講生の皆さんに毎回伝えることがいくつかあります。その中の一つに、「ヨガインストラクターが大切にして欲しい2つのE」のお話があります。

2つのEがなんだか分かりますか・・・?(想像するのは難しいかもしれませんね、汗)

それは・・・

  • Evidence|エビデンス:証拠・根拠
  • Experience|エクスペリエンス:経験・体験

です。

ヨガに限らず、このどちらかでも欠けると、何か物事を人に真の意味で伝えることができないのでは?と高尾先生は考えています。

ヨガインストラクターは体の事を相談できる存在だからこそ

わかりやすく妊婦さんの体の変化を伝える高尾先生。


ヨガインストラクターの皆さん、生徒さんから体の悩みを相談されることはありませんか?

ヨガインストラクターに体の悩みを相談するのは、産婦人科に行くよりぐっとハードルが低い。
だから、ヨガインストラクターには正しい根拠のある知識を持って欲しい。

産婦人科医になって20年の高尾先生は、そうおっしゃいます。

相談されて、曖昧な答えになってしまう方もいると思います。そして、「なんて答えるのが正解だったのだろう・・・?」と、後から歯がゆい想いをする方も多いと思います。その歯がゆい想いをしないために、先ほどの「2つのE」が必要になるのです。

ヨガをしっかり伝えていくために

オンラインでの開催でした。最後に集合写真!お疲れ様でした。


今日、高尾先生はRYT200の生徒さんに向けて、高尾先生はエビデンスのある知識を全力で伝えました。高尾先生が伝える事の全てには医学の正しい根拠があり、そして、そこに産婦人科医としての経験が加わっています。それを生徒さんがしっかり受け取ったからこそ、冒頭に書いた「妊娠する前に知りたかった!」と言う感想に繋がったのだと思います。

受講生の皆さんは、今日受け取った膨大な「妊娠期・産後期の女性の体の変化」についての正しい知識を習得しました。まずは1つのEを手に入れたのです。

今後、ヨガを伝えていく際に、このEが考え方のベースとなります。そして、生徒さん一人一人に真剣に向き合って、一緒に答えを出す経験を積んでいくのです。そうなると、しっかりとヨガを伝えられるようになるのだと思います。

1つのEを手に入れたことは、生徒さんの体に責任を持つための一歩です。

高尾先生、東京24期の皆さん、お疲れ様でした!オンラインでの開催となりましたが、コロナウイルスの心配がなくなったら、ぜひ高尾先生に直接会いにきてくださいね!