高尾先生

こんにちは、kayaです。
日曜日、高尾美穂先生の「女性のカラダの基礎知識」講座に行ってきました。この日のテーマは「自律神経×ヨガを科学する」。高尾先生の講座の中でも人気のテーマです。

「自律神経」、つまりストレスとの付き合いかたのお話でした。講座内では、自律神経に関する身体の仕組みや、ヨガができることなどを産婦人科医であり、ヨガインストラクターでもある高尾先生の見地から学んでいきます。先生の講座は、西洋医学的な観点とヨガの観点から講座が組み立てられており講座自体が勉強になるのはもちろんですが、それ以上に先生が語る言葉に魅力が詰まっています。

今日は、不安やストレスを抱えているかたに「ストレスとの付き合い方」について見直してもらえるきっかけになるのでは?と思った先生からのメッセージをご紹介します。

全ての仕事は「世の中を良くするためにある」

高尾先生のクラス風景
先生は「すべての女性により良い明日を」を届けられることを、本気で願って活動されています。産婦人科医という仕事は女性のカラダをサポートし助ける、素晴らしくかつ責任も大きい大変なお仕事です。でも「産婦人科医しか世の中の女性をより良くできない わけじゃない」と思っているからこそ、先生はヨガインストラクターさんにいつもこう伝えていらっしゃいます。

ヨガというツールがあるからみんなはたくさんの人とつながることができる。さらに、「先生」と呼ばれる立場だからこそ「いいこと」を伝えたり良い影響を及ぼしたりすることができる。こんなにもたくさんの女性と直に接することができるヨガインストラクターという仕事は、本当にありがたい仕事です。

だからこそ伝えている「いいこと」は「正しいこと」であって欲しい。全ての仕事は、世の中を良くするためにあるんだから。

ヨガインストラクターさんにできることは本当にたくさんあります。

・みんなが集う場を作ることができる
・自分だけの時間を持ってもらうことができる
・リラックスや癒しの時間を持ってもらうことができる

でも、ヨガインストラクターさんに限らずどんなお仕事も「世の中を良くするためにある」。ヨガインストラクターじゃないかたでも、「今やってる仕事はどんな風に世の中をよくしているんだろう?」という視点で見て考えると、仕事で嫌なことがあってもちょっと乗り越えられそうじゃないですか?

悩まなくて良いことで悩まなくて良い

高尾先生講座風景

ヨガは「自分のこと」をちゃんと見ることができる時間。
本来、私たちは「自分のこと」を見て大切にできたらそれで十分。

子どもがいたら子どもは見たほうがいいけど、旦那は見なくていい。
旦那は一人で生きていける生きものだからね笑

これもまた、今の私の心を押してくれる一言でした。

関わってくれる人たちにも幸せであって欲しい、と思う結果、悩まなくて良いことまで悩んでしまい迷宮入りしてしまいがち。「自分のことも見ることができないのに、人のことまで見るなんてできない」と気づかせてもらいました。

悩みがあるかた、それは「悩むことで解決すること」なのか「悩んでもしかたがないこと」なのか、考えてみてはいかがでしょう? 「悩まなくて良いことかも!」と思ったら、もう悩まなくて良いそうです。

※ちなみに先生は先日、FBメッセージで届いていることに気づいていなかったメッセージが70件以上あるのに気づいたそうです。「相手の気持ちをムダにしてしまった…」と悩んだそうですが、悩んでもしかたがないと割り切ったそうです。中には3年ほど前のメッセージもあったらしく、もし「今まで先生にメッセージを送ったけれど返事がなかった」というかたは、改めて送ってみてください。。。

ストレスまみれと感じた時に何ができるのか

アジャストする高尾先生

ストレスは全てが不要なもの、やっつけるもの、というわけではない。ストレスをコントロールできたらいいけど、それは難しいから、ストレスをどうマネジメントするのが大切。

つまり「同じものごとを見てどう捉えるか」が、ストレスマネジメントの練習。

同じものごとを見て「ストレス」と感じてマイナスに考えてしまうかたもいれば、同じストレスをプラスのエネルギーに変えるかたもいます。「ストレスをプラスに変えられるように、できることをコントロールしていこう」とする時に役立つのがヨガ。

☆今回の講義のポイント☆
自律神経をコントロールすることによって、呼吸や心拍数を変えてストレスの感じ方をコントロールしよう、というのがヨガの役割。そのために、どんなヨガをすれば良いのか、どんなポーズをおこなうのが、呼吸はどうすれば良いのか、を考えるのが今回の講義でした。

とりあえず、笑っておこう。

スマイル
神経には、自分でコントロールできる神経と、自分ではコントロールできない神経があります。顔の筋肉は自分で動かせるけど、心臓の筋肉は自分では動かせない、そんな感じです。

楽しいから笑う、笑うから楽しいと感じる。
これはどちらも既に証明されていることです。

ストレスを感じていると、どうしても意識も身体も内側に閉じこもりがちですが、わざと口角を上げて笑顔を作ることで脳は「この子、今幸せなんだな」と勘違いしてくれるそうです。「辛いなー」とか、「ストレスまみれだなー」と思ったら、とりあえず私も笑っておこう、そう思いました。

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!!
ポーズで集合写真

—————–
と、講座にはあまり関係のないレポートになりましたが、参加者から「高尾先生が歩いた後にはお花畑が咲いている」と言った表現が出てくるほど、高尾先生は人としてもとても魅力的な先生です。

「困っている方の役に立つ医者であり続けたい」という産婦人科医としての西洋医学との向き合い方、「ヨガを現代社会で役に立つものにしたい」というヨガインストラクターとしてのヨガとの向き合い方、「すべての女性により良い明日を」という一人の女性としての生徒さんや患者さん1人1人との向き合い方、どれをとっても尊敬できるところがたくさんあります。

まだ1度も受けたことがない、というかたはぜひご参加ください☆

kaya