こんにちは、ヨガジェネレーションのかめこです。先日、産婦人科医の高尾美穂先生が、NHKの情報番組「あさイチ」に出演したのをご覧になりましたか?
テーマは「要注意!コロナ禍の“受診控え”」でした。テレビでも変わらない、わかりやすい解説でしたね。そして、素敵な笑顔^^朝から高尾先生を見て、気分が上がった方も多いのではないでしょうか?
出演した後の、高尾先生のツイッターにはこう書かれていました。
NHK あさイチをご覧下さいまして有難うございました!
華丸大吉のお2人もお元気で^_^
「受診控え」が起きている現状は、今後もっと目立つ問題を引き起こすだろうと私も危惧しています
これから皆さんと一緒に考えていけたら嬉しい
あさイチで健康について定期的に取り上げて頂き本当感謝しています!
高尾先生は、身近な人もとても大切にしていますが、常に社会全体のことも考えています。どうしたら、より多くの人がもっと快適に過ごせるのか?を。
妊娠・出産は一人一人違う。だから、知識が必要。
高尾先生は、「ヨガインストラクターが、より多くの人を快適に過ごすために、大きな役割を担える」と本気で思っています。だから、高尾先生は医師・スポーツドクターとして、外来診療を中心としながら、講演やメディア出演という多忙なスケジュールの中でも、ヨガ指導者の育成にも精力的に活動をしてるのです。
本日、開催された「マタニティ・産後ヨガ指導者養成講座」で、高尾先生が何度か繰り返した言葉がありました。それは、「N=1」という言葉でした。「N=1」はサンプル数が1という意味です。
例えば、自身の妊娠・出産を経験したヨガインストラクターが、その自身の経験をベースにマタニティヨガや産後ヨガを指導してしまうこと。それが「N=1」
産婦人科医の高尾先生が伝えたいのは、「妊娠・出産は、人それぞれ違っていて、全く同じ経緯をたどる人はいない。」ということでした。
だから、「様々な可能性を考えて、妊婦さんや産後の女性へのヨガ指導をして欲しい」それが高尾先生の願いです。
妊娠・出産の経験がなくても、マタニティヨガは伝えられる。
ヨガインストラクターの方で、「私は妊娠・出産の経験がないから、マタニティヨガは指導できないのかな・・・」と、考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
高尾先生は、「経験の有無は関係ない」と言います。自分自身で経験したことは、「N=1」なのです。
体の状態・メンタルの状態・運動習慣の有無・家庭環境・仕事・住んでいる地域・・・妊婦と一言で言っても、置かれている状況は千差万別です。
「必要なのは、エビデンスのある知識」と、高尾先生は言います。それは、ドライな意見と感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、その自信を持って伝えられる知識があるからこそ、目の前にいる生徒さんに寄り添えるようになるのです。
伝えたいヨガ、自信を持って伝えられていますか?
自信のないことや、確信できないこと、どこか後ろめたい気持ちを持っていることを伝える時に、罪悪感にも似たような気持ちを抱くことはありませんか?そういったことを伝えている時は、相手の目を見れなかったり、自分自身を保身するような態度になってしまうことがあると思います。
ヨガ指導でも、同じことが言えるのではないでしょうか?
自分が生徒さんに話していることに自信がないと、生徒さんの体と心に真剣に向き合えなくなってしまう。特にマタニティヨガは、そんな側面が強く出る可能性が高いような気がします。それは、ヨガインストラクターの心の中に、「何かあったら、どうしよう・・・」という気持ちが芽生えやすいからです。
マタニティヨガに限らず、高尾先生から、エビデンスのある知識を学んでみませんか?そこから、生徒さんとの向き合い方が変わるかもしれません^^
11月110日(水)のNHKの朝の情報番組「あさイチ」に出演されますので、ぜひ、チェックしてみて下さいね^^