ヨガの魅力を伝えられるインストラクターになろう!
こんにちは!
先日、山田いずみ先生考案シニア向け『チェアヨガ 指導者養成講座』が行われました。
ストレッチや軽い運動が介護予防に有効なことは広く認知されているのに対し、ヨガがもたらす効果はまだまだ知られていないのが現状です。
シニア向けのチェアヨガを広める中、山田いずみ先生がよく耳にするのは「ヨガとストレッチはどう違うのか」という質問だそうです。
ヨガをやってる人は「え?全然違うものだよ」と思うことでしょう。
しかし、その違いをシニアのかたにわかりやすく且つヨガのクラスに参加してもらえるように、堂々と違いを伝えられるようになる必要があります。
今回は「ストレッチとヨガの違い」と「なぜヨガがいいのか」について、座学に多くの時間を使っていたのが印象的でしたので、そこをレポートしてみました!
軽い運動ではなく、なぜヨガをしてもらいたいのか
歳を重ねると心身に様々な変化が起こります。見た目では髪の毛や歯、身体では体力や若々しさなど。
そこに気が付くにつれて、内向的になり、活力や向上心が弱くなる変化があります。
「何かしたいと思っていても「しよう!」という気力が起きないという人が多い」といずみ先生は言います。
身体を動かすことだけでなく、心に働きかけることが大切であり、そこに「ストレッチ」と「ヨガ」の大きな違いが表れています。
「ヨガは人生を豊かにするもの」と先生は言います。ストレッチは身体の向上ととらえ、ヨガは「調身・調息・調心」(身体を調(ととの)え、呼吸や気を調え、そして心を調える)という言葉を使って説明して下さいました。
体のケアをするためには、「やろう」と思える心のケアが大事なんだとみなさん感心されていました。
自立する心
「ヨガって、私にも出来るものなの?」という不安を抱えている人が多いそうです。
昔はもっと動けたのに・・と身体を動かすことに後ろ向きになったり、恥ずかしかったり。
それも心の自立ができていないことが原因です。
人と比べることでしか自分を評価できず、出来ないことばかりに気持ちが向いてしまいます。
表面的な身体能力に振り回されることなく、自分自身で前向きに物事を捉えられる内側を磨くことはシニアのかたには必要であり、それにはヨガがとても適しています。
安心できるコミュニティ
「ストレッチや介護予防は症状によってアプローチできますが、一人ひとりのケアが充実しているわけではない。
その点ヨガは「個」を大切にして、一人ひとりにアプローチできる」と先生はおっしゃってました。
ヨガクラスは優劣のない安心して参加できる場所であり、今の「自分らしさ」を認めたうえでコミュニティのつながりを持てる場所。
シニアヨガを学んでそんな場所を提供できるようになるのは、すばらしいことですね。
まとめ
少し瞑想をしてシニアの気持ちになってみる時間がありました。
実際に歳を重ねなくても、想像してみるだけで不安や寂しい感情が湧いてきたと、皆さんはおっしゃっていました。
そのことを踏まえ、歳を重ねることによる変化は避けられないことが多いことや、そのための対策や心構えを若いうちから考えて予防することは、とても大切であると先生はおっしゃっていました。
シニア世代に限らず、どの世代にも役立たせることができるのがヨガなんですね。
参加してくださった皆様、本当にありがとうございます!
皆様の活躍を心より応援しております♪