先日、ヨガ解剖学講師:内田かつのり先生による「実践ヨガ解剖学講座 マスターコース(以下、マスターコース)」がスタートしました。前身の「ヨガ解剖学ティーチャーズトレーニング(6日間)」が完全リニューアルされて初開催です。
内田先生がこの講座の初日に話したのは、マスターコースが出来上がるまでのストーリーでした。最初に内田先生が解剖学を教え始めた時のこと、そしてこの講座のゴールでした。内田先生は淡々とお話しされていましたが、この12年間、どれだけ真剣に解剖学を伝えてきたのかが、ひしひしと伝わってきました。
内田先生がヨガジェネレーションで初めて講座を開催して12年の月日が流れました。その間、内田先生が持つ講座タイトルは格段に増えました。その中でも、最上位講座に位置づくマスターコース。内田先生の真骨頂とも言える講座がついにスタートしました。
自分だけの方程式が、「動じない私」を作る!
「どんなシークエンスをしたらいいのか、毎回、頭を悩ませている」というヨガインストラクターの方も多いのではないでしょうか?また、「自分のクラスに対する、生徒さんの反応が気になる」という方も。
その原因は、もしかして、自分の中でも根拠のないクラス作りをし続けているからかもしれません。
生徒さんの体の状態は千差万別。そして、アーサナの数も一説によると7000種類とも8400万(!)種類とも言われています。
内田先生は、「どのアーサナ・シークエンスが生徒さんの体の状態に合っているか」の答えを覚えるには限界がある。でも、自分だけの解剖学の方程式を作れば、それはどんなアーサナにも適用できるとお話しされていました。そして、自分で作れるようになるとも。
「マスターコースはその方程式を作るための6ヶ月。違う流派、真新しいアーサナに出くわしても動じない私になろうね。」という内田先生の言葉に、参加者のみなさんは目を輝かせていました。
1つ1つのシークエンスに根拠を。その積み重ねが自信を作る。
自分だけの方程式を作れば、1つ1つのシークエンスは、解剖学の根拠を持って組み上げることになります。アライメントも、解剖学の根拠に基づき怪我のない誘導ができるようになります。
「自分のクラスに自信がない」というクラス作りを何回繰り返したとしても、もしかして、自信はつかないかもしれません。それは自分の中に確証がないからです。生徒さんの反応がなかったとしても、それは「たまたまそうなった」ということになってしまうかもしれません。
「根拠を持った経験値を積んでほしい。その積み重ねが自信を生み出すからね。」
参加者のみなさん、内田先生から解剖学を学ぶことで、その自信をつける経験が積めるようになります。同期のメンバーがいることも、絶対に支えになります。
第1期の皆さんが、どんな風に変わっていくのか、本当に楽しみです。
12年間の全てと、先駆者の想いが詰まったテキスト
今回のリニューアルに際して、テキストは全て作り変えました。このテキストには、内田先生がヨガ解剖学を伝え続けたことの経験値が全て凝縮されています。何が必要か考え抜かれて掲載されています。
唯一のアナトミック骨盤ヨガヘッドティーチャー:さかたのりこ先生がテキストのディレクション・デザイン・撮影の全てを行いました。
「自分だけのテキストになるように、このテキストにどんどん書き込んで欲しい」という想いが詰まっています。
2012年にマスターコースの前身の6日間TTの第1期を受講したのりこ先生。学んだことをベースにしながら、自分自身の経験とその考察をどんどん追加していったそうです。のりこ先生が自分の方程式をどんどん進化させた結晶がここに詰まっています。そのテキストは実物の3倍にも膨れ上がったそうです。
内田先生が講座で伝えてくれること、のりこ先生が作ったテキスト。そこに自分という要素を足していってくださいね。半年後にはきっと違う世界が見えているはずです。
記念すべき第1期のみなさん、これから半年間、どうぞよろしくお願いいたします!
解剖学を勉強してみたい!と思った皆様、マスターコースへの入り口講座である「実践ヨガ解剖学講座<基礎編>」をぜひ、チェックしてみてくださいね。