ハートオブヨガのクラスの際の川原朋子先生

こんにちは!ヨガジェネレーションのべーです!入社して3ヵ月。少しずつ慣れてきたとはいえ、まだまだ教えてもらわなければ出来ないことだらけの日々を過ごしています。
先日も、「べーの中には答えはない!人に聞け!」と言われ、『そっか…』と落ち込んでいました…。が、そんなときに行われた、ハート・オブ・ヨガの指導者養成講座の説明会。そこでゲストスピーカーの川原朋子先生から、救われるようなお話が聞けたので、皆さんにもきっと役に立つはず!と思いPCに向かっています。

ヨガを教えることにコンプレックスはありませんか?

ハート・オブ・ヨガ指導者養成講座でミニセッションをされる朋子先生

指導者養成講座の無料説明会では実際にミニセッションを受けることも。


ヨガ指導者の資格は取ったけれど、人に教えるにはまだまだ…と思っている方はいらっしゃいませんか?きっと真面目で責任感が強い人ほどそうですよね。「先生」と呼ばれる立場ならば、「ちゃんと人に教えられる人間でなければ」「相談されたらちゃんと応えられる人間でなければ」と思ってしまう。もちろん、とても大切なことです。でも、気負い過ぎて、なかなか前に進めない…なんてことになっていませんか?

「良いこと」がただ良く、「悪いこと」はただ悪いわけではないという考え方

ティンシャを鳴らす朋子先生
悩んでいる人を見ると「解決してあげなきゃ!」とすぐに思ってしまう…生徒さんから相談されたら特にそうですよね。でも、この考え方では『「悩みがある(悪い)状態」から「悩みのない(良い)状態」へ別のものにしてあげなきゃ』というようにも解釈できます。

そこで、こういう考えもあるのではないでしょうか?「悩みがある状態」は「悩みがない状態」を知っているからこそ、「良いこと」だと認識されるのであり、元々悩みがある状態を知らなければ、悩みのない状態を「良いこと」だと思うことすら無い。両方あるからどちらの感覚も認識出来る。つまり、物事はどちらか一方だけでは成り立たないということです。100%良く、100%悪いものは存在しなくて、世の中に善悪あれば、善の中にも悪が、悪の中にも善があって、そのすべてが合わさって存在していということです。
ちょっと難しいかもしれませんが、こんな考え方も出来るのですね。

答えはすでに生徒さんが知っている!?

ハート・オブ・ヨガ体験中の生徒さんの様子

実際にハート・オブ・ヨガのミニセッションを受けられている生徒さん。目を閉じて呼吸を感じているとそれだけで完全で完璧な状態であることを実感できる。

私たちはすでに完全で完璧な状態なんですよ。

と朋子先生。
え?と思いますよね。無いものだらけだけど!と思ってしまいませんか?朋子先生は「私たちは全てを知っていることを知らないだけで、実は全てを知っている」とおっしゃいます。驚きです…。例えば、アーサナが出来ないと悩んでいる生徒さんがいたとしたら、それは、自分に合ったアーサナが正しいアーサナ(答え)で、何が自分に合っているか(自分にとって正しいか)は、本人がちゃんと知っているということですね。だから「教える」というより、本人の中にすでにある答えを思い出す「お手伝いをする」ということになります。詳しくは朋子先生の講座に参加される方への特権なのでここではお伝えできませんが、もっとお話を聞いてみたくなりますね!

無いものを与えるのではなく、思い出してもらうためのお手伝い

つまり、生徒さんは悩んでいる状態であっても、すでに完全な状態であるということ。そうであれば、先生が出来ることは何でしょうか?朋子先生はこうおっしゃいました。

指導者は相手に無いものを与えるのではなく、思い出してもらうお手伝いをするんです。

そう。教えるのではなく「分かち合う」「寄り添う」こと。これがつまり、「指導者は友人であること」の真実なんです。教えるというと、どうしても上の者が下の者に伝えることを想像してしまいませんか?一方で「分かち合う」「寄り添う」となるとそこにあるのは上下関係ではなく優劣のない、横並びの関係です。

こう考えると、自分が無いものを得ようと頑張りすぎる必要もないし、相手に何かをしてあげなきゃと思うこともないですよね。自分も相手も完全で完璧な存在なのですから。どうでしょう?指導をすることに、少しは抵抗が無くなったのではないでしょうか?

現在、ヨガジェネレーションでは、本日のゲストスピーカーである川原朋子先生のハート・オブ・ヨガワークショップはもちろん、ハート・オブ・ヨガの指導者養成講座も行っています。世界でもハート・オブ・ヨガ指導者養成講座が受けられる国はとても限られています。日本がその国の1つであることは喜ばしいことですよね。是非興味を持たれた方は受講してみて下さいね!

ちなみに余談ですが、この話を聞いて、私も本当は全てを知っているのかもしれない…!とちょっと調子に乗っています。そして冒頭で私を叱ってくれた人はきっと私に思い出させるお手伝いをしてくれているんだなぁ…ありがたいなぁ…と勝手に思っています。(笑)