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こんにちは、ざっくです!
皆さんは、「何かを学びたい!」と思った時、どうしていますか?ネットで見る、人から聞く、またテレビや雑誌で目にするなど、意識していなくても健康に関する知識を得る機会は多くあると思います。では、その知識に対して「それって本当かな?」と根拠やなぜそうなのかについてより深く調べたことはありますか?また、インストラクターとして活動されている方は、生徒さんから健康に関する悩みや質問を受ける際に、正しい知識で答えることができていますか?
今回は、情報を得やすい現代に生きているからこそ、「それって本当?」と学びへの意識の変化が必要であると改めて気付かせてくれた、産婦人科医 高尾美穂先生による講座『女性のカラダの基礎知識:1.女性ホルモンと更年期』で学んだ情報をシェアさせていただきます!
それって本当?「なんとなくの知識」を「正しい知識」にしよう!
「満月の日に、生理の人が多い」という話を聞いたことはありませんか?
実はこれ、医学的な根拠はありません(by高尾美穂)
「医学的な根拠がない」というのは事実だそう。また同時に、「満月の日に、生理の人が多い」ということも本当のことなのかもしれません。
この様に今回、高尾先生は”生理”ということを例に出して、私たちが◯◯らしいという不確かな知識に対して、ある一つの事実を教えてくださいました。つまり、“ヨガのクラスで聞いたこと、学んだこと”について、それを今度は人に伝える=”指導者”という立場になった時、「その知識が何から引用されているのか?どういう根拠があって云われていることなのか?」ということにまで配慮をすることが大切だということです。
正しい知識を学ぼう!伝えよう!
相手に何かを伝える立場にいる私たちは、良い影響も悪い影響も与えることが出来る立場にあります(by高尾美穂)
現役の産婦人科医でありながら、ヨガの持つ可能性や素晴らしさを感じてヨガ指導者として活躍されている高尾先生。ヨガを伝える立場にいる指導者の皆さんそれぞれから、生徒さんへ正しい知識を伝えることの大切さや、クラスに来た生徒さんたちの悩みを改善するツールとしてヨガがもっと活用できるという可能性についても教えてくださいました。
普段の生活にヒントがたくさん?!ヨガクラスに活かそう!
私たちの寿命がこんなに長くなったのはいつからか知っていますか?
高尾先生から受講生の方へこんな問いかけがありました。私たちがいま抱えている問題や病気は、現代社会の環境や生活様式の変化によってもたらされているものも多くあるそう。ヨガクラスでも、「更年期」や「自律神経」など日常生活での悩みが緩和される効果を期待してヨガをしている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
「ヨガは◯◯にいい」という表現を聞く機会も多くあると思います。◯◯には、悩み・病気など色々な言葉が当てはまると思いますが、そういった◯◯の原因や要因についても教えてくれる高尾先生の講義は、新しい知識だけを知る・学ぶというよりも、理由が分からないまま知っていた知識や概念に対して、より理解が深まる、腑に落ちるという感覚に近い学びであるように感じました。
ヨガは一つのツール!ヨガを通して運動習慣を作ろう!
運動習慣がないけれど、運動したいと思っている方はたくさんいらっしゃいます
例えば、「ヨガは興味あるけど、痩せてからやるわ!」というお友達いませんか?
という高尾先生からの問いかけにほとんどの方が頷いていらっしゃいました。そういった方へどうヨガを伝えるか、そういった方が参加しやすくするためにはどんなクラスをすればいいか、ということについてもお話くださいました。
本講座の後半では、参加者同士でどのような方を対象としたヨガクラスにするか、ポーズやインストラクションはどう工夫するかをグループで考え、発表する時間がありました。実際に普段とは違った視点でヨガクラス作りを考えるという機会に、受講生の皆さんは積極的に意見を出し合っていました。
ヨガを学びたい!と思った時に、ネットで検索したり、人から教えてもらったり、簡単に調べることが出来ます。でも、その得た知識を伝える立場になった時、その学びをもう少し深めるという意識がとても大切だと高尾先生から教えていただきました!