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先週末から、大阪で中井まゆみ先生による「50代60代からのヨガ資格RYT200」が始まりました。今年最後の開催となる大阪週末コース。
朝は皆さんかなり緊張していたようで、めちゃくちゃ集まるのが早い!(笑)10分前には皆勢ぞろい。さすがです。
こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。
2日目の哲学の時間に潜入したのですが、その時間は丁度「こころ」についてのお話をしていたので、皆さんにもシェアしたいと思います。
ヨガで体と共に心をコントロールする。哲学を学ぶ意味
ヨガを始めると、体はもちろん心が変わってきた、という方も多いはず。
「ヨガをしている日は楽しそうって言われるんです。」
周りから見てもわかるくらい自分がご機嫌でいられるという方もいらっしゃいます。クラスが終わったあとは、いつもより皆に優しくなれたり、悩んでいたことが小さなことに思えたり。
そんな変化に気が付くとヨガがもっと好きになる。
もっと勉強したくなるという方も多いのではないでしょうか。中井まゆみ先生も、よく講座の中で、
ヨガはアーサナと言われる体操の部分にフォーカスされがちですが、体をコントロールすることで心をコントロールできるように、アーサナがあるんですよね。
とおっしゃっています。心という目に見えない、形のないもの。しかし、私たちはこの「心」に翻弄されてしまうことが多々あります。
タットヴァボーダに描かれる。心のコントロール法
心というのは自分の道具の1つなんですよね。うまく目的を実現するために心を使うことができるようになること。感情や考えにながされそうなとき、よく心のふるまいを見て必要ならば修正することができる強い意志をもつことです、と書かれています。
と中井先生。例えば、アーサナ1つとっても私たちは、出来ないアーサナがあるとそのことに落ち込んでしまったり、体が硬いことを嘆いたり。
感情に振り回されることが多々あります。それを客観的に見て、その心を観察すること。普段の生活の中では、出来ないことがマットの上で体を動かし「今」を感じている時間ならばできることもあるはずです。
心を否定しないこと。負のこころの動きも受け入れる
とはいえ、心を観察していると、「見たくないもの」まで見えてきます。怒りや悲しみ、嫉妬や憎しみ、劣等感。
こういった否定的な感情や考えも全て心の動きです。これを受け止めていくことが大切です。
と中井先生もお話をされていました。辛い気持ちは、できれば見たくないし、感じたくない。それが人間というものですが、見たくないものに蓋を閉めてしまうと、それはやがて大きくなり、爆発してしまうことにもなりかねません。
その気持ちをまずは認めること。蓋をせずに向き合うことが必要なのです。
他人を巻き込まない、自分でかたをつける
しかし、ただ見つめているだけではそのモヤモヤしたものは消えていきません。
そういうときは、アウトプットすることが必要です。紙に書き出すのもいいですね。あとは、運動もいいと思います。大切なことは、他人を巻き込まないということです。自分の感情には自分でかたをつけましょう。
哀しいことや辛いことがあったとき、人に当たってしまったり、誰かを傷つけてしまった…ということは、誰もが一度は経験したことがあるはず。
思春期を思い出してみましょう。こういった自分の内側の感情をうまく外に出せずに、親や先生に反抗していたことはなかったでしょうか(これは私の体験。笑)
自分の内側にあるものを言葉にすることは非常に難しいですが、前の段落でも述べた通り、感じたことや考えを観察する。そして、更にそれを言葉にして書き出す、そしてなぜそう思うのかを分析することで、「自分」という人間がどういう人間なのかを冷静に見ることができます。
最初はそれが難しいと感じるかもしれません。
しかし、まずは行ってみましょう。怒りや悲しみ、憎しみなどの否定的な感情も、小さな感情の火種のうちにちゃんと見つけておけば、大きな火事になることはありません。いつまでもくすぶり続けることもないでしょう。
いつも、自分の感情と折り合いをつけることが難しいと感じている方にはオススメです。
中井先生のRYT200ではこういった哲学の時間が毎回1時間とられています。また、機会があれば皆さんにもご紹介しますね。
さて、次回のRYT200は年内最後のスタートになる、東京週末コースです。すでに残席6となっていますので、気になっている方は無料説明会へ。一度お話を聞いてみてくださいね。