こんにちは、ひぐっちゃんです!
先日、お産に役立つツールとしてバースプランをご紹介させていただきましたが、本日は妊娠中の心身のサポートをしてくれる、ドゥーラと呼ばれるサービスについて深堀りしていきます。
ドゥーラを利用することでさまざまなお産のリスクを軽減できると言われています。海外ではお産を素晴らしい体験にするために、妊娠中から計画を立てて過ごす女性が増えています。そのために役立つのがドゥーラのアドバイスとサポート。ドゥーラが持つお産の知識や最新情報や心身のケアが健やかなお産へと導いていきます。
日本では産前ドゥーラはまだ浸透していませんが、その活動内容や知識・スキルを知ることで、ご自身の出産をスムーズにすることはもちろん、マタニティヨガのインストラクターであれば、より生徒に寄り添うことが可能となります!
それでは早速、海外のドゥーラの仕事とドゥーラを利用するメリットについてご紹介いたします!
妊婦さんの強い味方、ドゥーラとは?
ドゥーラとは、ギリシャ語で「女性の奴隷」という語源から発展して、現在は専門的なトレーニングを受けた、産前産後の母親の身体的そして精神的サポートをする女性のことをさします。
海外では多くのドゥーラがお産に立ち会うことから、Birth Attendant (バース・アテンダント)とも呼ばれています。
女性にとって大きなライフイベントである出産を素晴らしい体験にするために、妊娠期から出産そして産後まで、医療従事者ではなく、お母さんのような立場でサポートすることが特徴です。
妊婦が出産までに必要な情報を提供し、妊婦とそのパートナーや家族がベストな選択ができるようにアシストしていきます。
お産をプロデュース?!ドゥーラのお仕事
妊婦さんが望む最高のお産を迎えるために、必要な情報を提供しながら、身の回りや心のケアをしていきます。
お産に立ち会い、声がけをしたり痛みを緩和する姿勢に導いたりすることの他に、希望があればビデオや写真の撮影なども行っているそうです。
下記が海外のドゥーラの産前〜お産までの主な仕事内容です。これらを見ると、ドゥーラは産前産後の専門知識を持った、お産プロデューサーという感じがしますね!
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【ドゥーラの仕事内容】
- 妊婦へお産に対する教育と準備
- 出産計画の立案サポート(バースプランの作成など)
- 希望の出産を叶えるために、家族や産院との交渉サポート
- マッサージ、胎児の位置調整
- 出産に対するネガティブな思考を緩和させ、自信を持たせる
- 生活環境を整える
- 妊娠期や出産時の記録(ビデオや写真の撮影)
- お産の立ち会い
夫婦の絆も深まる、ドゥーラを利用するメリット
ドゥーラを利用することでさまざまなお産に関わるリスクを軽減することができるとエビデンスが出ています。
また、心身健やかに妊娠期を過ごし、自身にとって良いお産を経験をすることで、これから始まる赤ちゃんとの生活にスムーズに移行することができると言われており、数値化できない部分でも妊婦さんに良い影響を与えていることが分かります。
さらに、ドゥーラは女性のパートナーへのサポートにも長けています。ドゥーラがいることで、パートナーである男性の立場が危うくなる心配はありません。
男性がどのように妊娠中の女性をサポートすれば良いのか、お産に立ち会った場合、どのように声がけをしたり、手を差し伸べたりすれば良いのか適宜アドバイスをしてくれます。
ドゥーラがいることで、夫婦の関係は深まり、家族として良いスタートを切ることができると言わているのです!
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【ドゥーラを利用するメリット】
- 自然分娩の確率が12%増
- 帝王切開のリスクが28%減
- 痛み緩和のための医療介入の可能性が9%減
- 産後、赤ちゃんが特別治療を受けるリスクが14%減
- 出産経験にネガティブな感情を持つ率が34%減
産前ドゥーラについて学ぼう!
初めての妊娠出産は、嬉しい気持ちもたくさんありつつも、やはり不安も出てきてしまいます。しかし、ドゥーラのようなアドバイザーが近くにいれば、とても心強いと思いませんか?
まだ日本では産前ドゥーラは普及していませんが、マタニティヨガインストラクターがドゥーラについて学び、クラス中や生徒とのコミュニケーションでドゥーラの知識やスキルを活用することで、明るいお産体験が増えるかもしれません!
ヨガジェネレーションでは年に一度、オーストラリアのドゥーラ、ロージー・マダソン先生による「ドゥーラ入門講座」を開催しています!ご興味がある方はぜひ参加してみてくださいね♪