2013年7月の初開催を皮切りに、たくさんの方々に受講頂いているアナトミック骨盤ヨガ®(以下アナ骨)。2018年の1年間のヨガジェネレーションワークショップ総受講者数はナンバーワンを誇るほどの人気です。
こんにちは!ヨガジェネレーションのべーです。
前回のアナ骨誕生秘話では、主に内田かつのり先生から当時を振り返りお話して貰いましたが、後半では、打ち合わせに同席頂いていた、アナトミック骨盤ヨガ指導者養成講座の記念すべき第1期生であるさかたのりこ先生と共にアナ骨の特徴をお話しいただきました!
途中、現在のアナ骨担当、ヨガジェネレーションのかめこ先輩がアナ骨に挑戦!わたくし、べーがレポートさせて頂きますのでお楽しみください!
ダウンドッグはマットを引き寄せる!?
そもそも、アナ骨でやっていることはスポーツの世界では当たり前のことをヨガに持ってきたものなんですよね。スポーツ選手は準備運動として取り入れていらっしゃいます。なので、スポーツ医学の本にも書いてあることなんですよね。
そうなんですか!
いつでもすぐに動ける状態に体を持っていけるようにってことでね。お相撲さんのシコもそうです。それをヨガ業界では初めてメソッドにしたのが内田先生なんです。
うん、そう。圧縮と拡散って呼んでいるんだけど、これをヨガの練習に取り入れたのがアナ骨なんだよね。
そうだったんですね。
例えばダウンドッグでよく「ヨガマットをさくように」というインストラクションをするじゃない?あれ、実はマットを寄せた方がいいんだよね。
マットを寄せるんですか!?
そう。上下にさくんじゃなくて、引き寄せる方がいいんだよ。さくっていうのは、心のイメージでおっしゃっているんじゃないかな。フィジカル的には、寄せたい。寄せることで効果が全く違うんだよね。
へー!そうなんですか!
そうだよ。アナ骨って肘が床につく人いっぱいいるでしょう?
はい!指導者養成講座の時にもたくさんいらっしゃいました!
あれは全部、股関節を引き込んでるからなんだよね。じゃあさ、まずは体験してみようよ、かめこ!
深部感覚って何!?かめこ先輩がアナ骨を受けてみた!
ここで、さかたのりこ先生指導の元、アナ骨を体験させてもらうことになった、かめこ先輩。
じゃあ、まず右足前で股関節を引き込んで、右膝90度、お尻が床と平行。
今、膝が前に出過ぎてるね。膝は90度。ちなみにこれを深部感覚と言います。(笑)
深部感覚って何!?
自分の体とはいえ、なかなか言うことをきいてくれない。皆さんにもありませんか?
今、かめこが右膝をかかとの上に置けているのか。ちゃんと体を操れるかってことです(笑)じゃあ、そのまま左かかとをマットにおろします。
もうキツイ!
で、そのまま手をマットの上でとことこ歩かせて。
かめこ、すでに太ももが床と平行じゃなくなったよ。(笑)
と、ここで内田先生が登場!
じゃあ、かめこ、背中は反り腰作って。イメージして、かめこ反り腰!でそのまま僕を押して!
ぷるぷるする…がくがくする…と叫びながらも頑張るかめこ先輩。
熱くなってきた!?
1分もしないうちに崩れ落ちてしまいました。しかし、かめこ先輩に異変が…。
いつにない熱が…!めっちゃ「ワッ」なっています!
「ワッ」ってなった!?
はい!この「ワッ」なっているのって体の中はどうなっているんですか!?
ちなみに今、写真で紹介した通り、かめこ先輩は派手なアーサナを行ったわけでも、たくさんの時間をかけて動いたわけでもありません。ものの…5分ほどの間ですが、体はほかほか温まったようです。これがアナ骨のすごいところ!
圧縮と拡散。アナ骨の1番の特徴はこれ!
まず、骨盤周りって背骨や股関節の筋肉がついている場所でしょう?骨盤周りを鍛えるというのは、股関節周りの動き6方向と背骨の動き6方向をこれが大きな動きの話になるんだよね。その大きな骨盤周りの筋肉にアプローチをかけることで、熱産生を起こす。
熱産生?
熱を産生させる。解剖学の言葉なんだけど。筋肉の役割の一つに熱を生み出すっていうのがあるのね。
だから熱くなるんですね!
そう。それから圧縮と拡散。これがアナ骨の1番の特徴。指導者養成講座の中では半日、もしくは1日かけて行われるんだ。感覚がわかんない人もいるからね。
圧縮と拡散とは具体的にどういうことなんですか?
さっき、かめこがただポーズをとった状態で内田先生と押し合った状態がありましたよね。内田先生とかめこが押し合った状態が圧縮。
はい。
「じゃあ、かめこほどいていいよ。」って言ってほどいてもらう。これを本来繰り返します。関節のなかにはヒアルロン酸やコンドロイチンなどの滑液という水分があるんだけど、それが関節内でわーっと拡散する。その状態を拡散と言います。
なるほど!ありがとうございます!
アナ骨の先生たちはこれを見抜く目が必要!?
実はこれをやっていないとアナ骨ではないんですよね。本来、アナ骨の先生たちは生徒さんがこれが出来ているかを見ないといけないんです。それがよく講座の中で言われてラミネートにもなっている診るチカラというわけです。
ただきついんじゃないんですね…。
さらに、骨と骨の先端部分はスポンジ状になっていているんです。そのスポンジに拡散された水分がじゅーってスポンジに吸い込まれるんです。すると関節が厚みを増すんですね。
へー!
これが衝撃吸収の役割にもなるし、関節の滑りが良くなるんです。すると筋肉の柔軟性ではない、関節に可動域が生まれるわけです。
なるほど!これを使っているメソッドってアナ骨だけでしょうか?
勘のいいひとは無意識にやっている人はいると思います。でも、ここまで理屈を説明できる人はいないかもしれませんね。
解剖学の知識とヨガとを融合させ、人気メソッドを作り出した内田かつのり先生。そして、アナトミック骨盤ヨガ指導者養成講座の1期生のさかたのりこ先生にアナ骨の大きな特徴をお話頂きました。いかがでしたか?
言葉で自信をもって説明できる根拠。そして確実な効果があるアナ骨。
どんなヨガを伝えていきたいのか、何を軸にしてヨガの先生をしようか。迷っている人はぜひ、このヨガを受けてみてください。皆さんのヨガライフに新しい光が差すはずです。そしてコレだ!と思ったらぜひ、指導者養成講座を受講してみてくださいね!
内田先生、のりこ先生、ありがとうございました!