ママと赤ちゃんのために知っておきたい妊娠中期の身体のこと

こんにちは!ヨガジェネレーションのねこです。

前回アップした「妊娠初期の身体のこと」に続き、今回は“妊娠中期”の女性の身体と赤ちゃんの成長に触れていきたいと思います☆

妊娠中期は、どんなことが起きているの?

芝生にシートを広げてその上に座っている妊婦さん
妊娠中期とは、16~27週までのことを指し、いわゆる「安定期」と呼ばれる期間に入ります。

20週前後から胎動を感じる方が多く、この頃になると赤ちゃんの性別がわかるようになります。妊娠初期と比べて流産のリスクが減り、悪阻が軽減され、母子ともに安定した状態になるため、身体を動かすのにも適した時期です。

また、個人差はありますが、この時期からお腹のふくらみがわかり始めます。自分でも気付かないうちに身体の重心が変わってきたり、お腹を支えるために自然と腰を反らせた姿勢になるケースが多く見られます。そのため、腰には大きな負担がかかり、腰痛に悩まされる方も少なくありません。

全体に皮下脂肪がついて女性的な丸みを帯びた体型になるため、スタイルを気にする方だとボディラインの変化にストレスを感じたり、逆に妊娠していると周囲が気付かないほど変化が目立たない方は、普段通りに重い荷物を持ってしまったり、身体に負担のかかる作業をしてしまう方もいるようです。

妊娠中期に起こる変化

妊婦さんのお腹に手を添える男性
妊娠17週頃になると、お腹の張りを感じやすくなります。お腹の張りは、主に子宮の収縮によって起こるもので、運動やウォーキングなどを長時間行ったり、身体が冷えた時などに感じるものは生理的なものが多く、安静にすることで自然と治まります。

また、物理的な身体への負担以外でも、過度にストレスを溜め込むことで子宮が収縮しやすくなります。そのため適度な運動を取り入れたり、何か悩みや不安があるときは助産師やかかりつけの医師、パートナーや信頼できる家族や友人に相談するなどして、ストレスを溜め込まないように上手に発散することが大切です。

妊娠中期におすすめの運動とは?

ヨガマットを持った妊婦さん
妊娠初期と同じように、妊娠経過に問題がなければ適度な運動を生活の中で心掛けることがおすすめです。

妊婦さん対象のマタニティヨガやマタニティビクス、マタニティスイミングなどは安定期に入ってから参加できる教室が多いので、興味のある方は自宅や会社の近くで無理なく通える場所を探してみてください。

もちろん必ずしも教室に通う必要はないので、自宅でストレッチやヨガ、近所を散歩をするだけでも十分!自分の生活スタイルにあった方法で、心と身体に負担なく行えるものがベストです。

しかし、妊婦さん対象の教室をおすすめする理由としては、妊娠初期の部分でも触れたように、妊婦友だちが作れることや、同じ時期に同じ思いを共感できる方々との出会いがあること。そして、“妊娠期という人生において数回しかないであろう時期にしか経験できないことを楽しむ機会”として無理のない範囲で色々体験することは、妊娠期を楽しめる過ごし方の一つではないかと思います。

出産・産後の育児に向けた体力づくり

赤ちゃんの足を優しく触るママの手
妊娠期に悩まされることが多い症状である腰痛や手足のむくみ、便秘など、妊娠中のちょっとした悩みは、適切かつ適度な運動で解消できるケースがほとんど!

そのため、心身のケアのために運動を行うことをおすすめするのが理由の一つですが、それと合わせて、出産、そしてその後に始まる育児に向けた体力作りといった観点でもこの時期の運動はとっても大切です。

妊娠後期に入ってくるとお腹が大きくなることで行動がある程度制限されてくるため、この時期から意識的に適度な運動を継続することを心掛けたいですね!

■妊娠後期に関してはこちらから>>『妊娠中の女性の身体の変化と赤ちゃんの成長を学ぶ!【妊娠後期編】』