ママと赤ちゃんのために知っておきたい妊娠後期の身体のこと

こんにちは!ヨガジェネレーションのねこです。

これまで掲載をした「妊娠初期の身体のこと」、そして「妊娠中期の身体のこと」に続き、ラストの今回は“妊娠後期”の女性の身体と赤ちゃんの成長に触れていきます☆

妊娠後期は、どんなことが起きているの?

ベッドの上に座り、お腹を優しく見つめる妊婦さん
妊娠後期とは、28~40週までのことを指します。36週以降を「臨月」と呼び、いつ赤ちゃんが生まれてきても良い時期に入ります。

これまでゆるやかに成長してきた赤ちゃんも、妊娠後期に入ると急激に大きくなるため、それに伴い母体にかかる負担もより大きくなります。

大きくなった子宮にその他の臓器が圧迫され、妊娠中期以上にお腹の張りや腰痛、むくみ、こむら返り、便秘等の不快な症状を感じやすくなります。

また、頻尿や様々な身体への負担から、夜中に何度も目が覚めてしまい、睡眠不足になりやすい時期でもあります。

赤ちゃんは視覚や聴覚が発達し、外の世界の光や音に反応するようになります。髪の毛や爪が伸び、新生児の姿へと近づいてきます。指をしゃぶる動きも見られるようになり、生後におっぱいを吸う準備をしています。

妊娠後期に起こる変化

妊婦さんがあぐらをかいて座りながら赤ちゃんのエコー写真を見ている
赤ちゃんが成長し、急激にお腹が大きくなること。それに加えて赤ちゃんへ血液をたくさん送るためにママである妊婦さんの心拍数は上昇し、息切れしやすくなります。

また、循環血液量が増えることで貧血になりやすく、立ちくらみや転倒を避けるためにも、無理をせずゆっくり行動することがおすすめです。鉄分を多く含む食事を摂り、貧血予防を心掛けましょう!

赤ちゃんが骨盤内に下がってくると、恥骨や足の付け根に負担がかかり痛みが出ることがあります。

妊娠後期におすすめの過ごし方

妊婦さんがヨガをしている
妊娠初期・中期と同様に、医師から安静にするように指導されている場合をのぞいて、ウォーキングやマタニティヨガ、マタニティビクス、マタニティスイミングなどの運動を取り入れることがおすすめです。これらの運動は、出産直前まで行うことが可能です。

お腹が大きくなればなるほど身体のバランスを崩しやすくなるので、転ばないように十分注意をして行ってください。

また、臨月に入ったら外出する時は、必ず母子健康手帳を持ち歩くことをおすすめします。

臨月以降はいつ破水や陣痛が起きてもおかしくない状態ですので、出産や産後の生活の準備を進めておくことで慌てずに済みます。

穏やかな気持ちでマタニティライフを楽しむ

男性が妊婦さんを後ろから抱き、2人でお腹に手を添える
出産予定日が近づくに連れて、不安が募っていってしまうこともあると思います。

しかし、その不安や疑問をインターネットの情報で解決しようとすると、かえって混乱してしまったり、不安な気持ちが大きくなってしまうことがあります。気がかりなことがある場合は、医師や助産師、パートナーに話すことで気持ちが落ち着いてくるものです。

誰でも初めてのことや、まして1人の人間を育てる母親として責任の重さ、そして産後のこれからの生活について考えて不安を感じるのは当然ですよね。

ですが、あなたの元に来てくれた新たな命を産み出せることに誇りと自信を持って、臨月以降はより穏やかな気持ちで残り少ないマタニティライフを楽しんでくださいね^^