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大人になってから、「自分ができない」と気づいたことを、皆さんはどう受け止めていますか?なかなか、「できない」ということを受け入れられない方もいらっしゃると思います。
昨年の3月から開催された、佐久間涼子先生による「THE BASIC」東京1期。そこに参加していたグリーン直美さんは、自分の体が思うように動けなかったことに、撃沈しました。その後、それを今までの自分の破壊と捉えて、心機一転リスタートしたようです。
体を動かすことだけでなく、人生で起こることに対して、どう捉えるかで人の行動は変わるんだなと実感したインタビューです。ぜひ、読んでみてくださいね。
正しい座り方、理解していますか?THE BASICで目覚めた体への意識
BASICが始まって、生活に変化はありましたか?
座っている時、「はい、内転筋を意識!」「はい、骨盤が後傾したから正す!」というような感じで、体が教えてくれるようになった。
正しい姿勢を知ることができたから、崩れると、正せるようになりましたね。
凄い!
本当にすごい。体への意識がそれだけ変わったということなんだと実感しました。
体を意識することが、日常になったら、それは強いですね。
THE BASICで、正しい座り方もわかったから、崩れて座った時は本当に疲れてるんだなって、バロメーターにもなってる。
体は本当に正直なんですね。
筋肉を頭で理解するのと、実際に使えるのは全く別のこと。
凄いですよ。THE BASICをやらなかったら絶対に分からなかった。
内転筋はどこにあるのか、頭では理解はしていたんです。でも、実際に使えているかどうかは全く別の話でした。
頭で分かっているのと、実際に使うのは確かに違いますね。
知識を体得するのは、大変だった。だからこそ、「使えてないんだ!」って、心から理解した時には、凹んだ~。
でも、それが分かったなら、「1からやるしかない」と、決意をしました。とにかくやるしかない、やらなきゃ進まないから、ってね。
すごいなー!
THE BASICは、「筋肉を目覚めさせる」というか、「忘れ去られてしまった筋肉を探しに行く」、そんな感じの作業。
テキストを見ながら、「ここにこの筋肉があるから。」って、イメージして、考えながらプラクティスして落とし込む。毎日、その連続。
毎日、継続できた理由は、「やらないと結果はでない」から
毎日続けられたのは、どうしてですか?
やらないと結果が出ない。それだけかな、続けられたのは。
カッコイイですね
私の場合、股関節の痛みが大きかったのも、モチベーショにはなってた。
痛くて歩けないとか、やりたいことがうまく出来ないっていうのは、本当に苦しかった。生きる喜びが半減する・・・。
THE BASICが始まった時も痛かったんですね。
そう。痛くならなければいいな~という、不安といつも隣合わせ。
そうだったんですね。
それで分かったのは、「練習は嘘をつかない」ってこと。
練習した分、結果が出るっていうのがよく分かった。涼子先生がやってることは、本物だと思った。
いろんな思いを抱えて、THE BASICに参加されたんですね。
なあなあにやってちゃダメなんだ、って思った。
「短い時間でいいから、しっかりやろう」っていう意識も日に日に高くなった。そうやって続けていると、体の変化が突然やってくる。
どのタイミングで、それはやってきたんですか?
(THE BASICのプログラムの)体軸と、体幹をやって、その後かな。
その次の筋発揮の時、木のポーズで足が上がらなくて、「キツイ!泣きたい!」って、心の底から泣きたかった。キツくて足を下したかった・・・。でも、涼子先生が前に立ってたから、「やるしかない」って・・・。
そんなドラマが展開されていたんですね。
一度、破壊が起きたから、新しいスタートを切れた。
帰宅して、「自分がココまで体をメンテナンスしなかったんだな」、と。自業自得の結果なんだな、と。あんなにも出来ない自分に落ち込んだ。
「ヨガやってます」なんて言ってる自分が恥ずかしくなるくらい湖の底に沈みました。
どうしたらいいか分からなくて、その日の夜は、お酒飲んで、パンクミュージック聴いた。
そこで行き着いたのが、「どうにか這い上がらないと!THE BASICもまだ残っているし、次の筋発揮を乗り越えないと」と・・・。
気持ちを切り替えて、次の日の朝は、いつもと同じように朝のウォーキングも行った。「もうやるしかないよね」って。
素晴らしいですね。
なんか、ビルをダイナマイトでバーンと壊して崩壊したら、空が広く見えるようになったような感じだったかな。必要な破壊が起きました。
そこから、心機一転、リスタートですね。
そう!もう一回ブロックを積み上げてビル建替える、みたいにね!
練習して、テキスト見て、もう一回立て直す。この繰り返しを、何度も何度もやった。
体に集中する・深部の筋肉に意識を辿り着かせるっていうことだけに集中した。私がTHE BASICやってる時に、家族が声かけてくる時とかあっても、集中切らしたくないから聞こえないふりして、笑。ただひたすら、体と向き合ってた。
なかなか、できないことですよ、それは。
もう一回立て直そうって思って、一個一個丁寧にやりました。
「やらないと結果がでない。だからやる」
「1からやるしかない」
「一個一個丁寧にやる」
これは、THE BASICを通して、直美さんの口からでた言葉。でも、人生において普遍的に大切なことだなと感動しました。
次回のインタビューもお楽しみに♪