目次
アナトミック骨盤ヨガ®(以下アナ骨)の発祥は、内田先生の準備体操だったんですよ
そう教えて下さったのは、内田かつのり先生の愛弟子であり、アシスタントを務めている、さかたのりこ先生。
えっ!?アナ骨って準備体操だったの!?
この日、打ち合わせに同席していた、私べーとかめこ先輩は驚き!準備運動がヨガのメソッドになったなんて…!そういえばアナ骨ってどんな風に始まったんだろう?と思った新米担当の私とかめこ先輩は内田先生とのりこ先生にその歴史をお聞きすることができました。
今回はじっくりとお話を聞けたので、前編は内田先生からのお話、後編ではさかたのりこ先生からのお話と分けてお伝えしたいと思います!
2013年7月。アナトミック骨盤ヨガ®の誕生
アナ骨が生まれたのはいつごろなんですか?
初開催は、2013年7月。ティーチャートレーニングを想定して体験ワークショップが開催されたんだよね。
元々骨盤セラピーのワークショップでヨガ解剖学的な骨盤の知識をみなさんにお伝えしていた内田先生。ヨガ業界でも、もはや常識。
【骨盤は歪まない】
様々なメディアで、骨盤が歪むという表現が使用され、間違った知識や理解をしていた人が多くいた時代から、内田先生が正しい知識を熱心にお伝えしていたのがこの骨盤セラピーのワークショップです。
実は、骨盤セラピーのワークショップの実践部分を引っ張りだしてきたのものなんだよね。
6時間に渡る骨盤セラピーのワークショップでは知識をつけたあと、実際にその知識を元に体を動かしてみようか!ということがあったそう。それが今のアナ骨の源流だったのです。
キツイけど効果は抜群!は何に効くの?アナ骨の効果!
最初の頃は、あまりのキツさに皆驚いてたんや
と弊社の代表MIKIZO(酒造博明)はアナ骨が生まれた当時をよく振り返っています。だから「キツイけれど効果は抜群!」というキャッチコピーが出来上がったそう。
ちなみに内田先生、アナ骨って、よく「キツイけど効く」って言われているじゃないですか?一体、何に効くんですか?
かめこ先輩の疑問もそのはず。アナ骨のキャッチコピー「キツイけど効果は抜群!」。その言葉は聞いたことあるけれど、そういえば何に効果があるのか知らないかも…。そんな人はいませんか?
いわゆる不定愁訴と呼ばれるものだね。
と内田先生。不定愁訴とは腰痛・肩こり・首こり・冷え・むくみ・耳鳴り・めまい、そして婦人科疾患やそれらに付随する諸々の症状、下痢・便秘など消化器系の症状、自律神経の乱れによる様々な不調のことを云います。
現代人は、あてはまらない人の方が少ないのではないでしょうか?病気ではないけれど辛い不調が続く…これらの症状にアナ骨は効果的なアプローチができるのです。
運動不足、でも時間がない!そんな現代人の救世主!
上記の不定愁訴の原因は、運動不足にあると云われています。そこで登場したのが、このアナ骨だったのです。冒頭部分でのりこ先生が、内田先生の準備運動が始まり。とおっしゃっていましたよね。
よくよくそのお話を内田先生に聞いてみると、
一番短時間で体を変えるにはどうしたらいいのか、効率よくするにはこうした方がいいんじゃないか、15〜20分でもヨガの効果を感じられるように、と研究を重ねたのがアナ骨なんだよね。
とお話してくれました。当時の内田先生もやはり多忙極めていたそうです。ご自身の経験と実践に基づいた効果的なプラクティスだったからこそ、これだけたくさんの人に愛されるようになったのですね!
ヨガ×解剖学がベース。これが内田かつのりならではの強み
もちろん、その効果を感じられるためのベースは解剖学ですよね?
もちろん!よく講座の中でも話しているんだけど、私より解剖学に詳しい人はたくさんいると思う。アーサナが綺麗に取れる人もたくさんいると思うんだよね。だけど、ヨガと解剖学の橋渡しが出来る、というところにニーズがあると思うんだ
内田先生は体の機能をヨガにどう生かすか、というところをヨガに沿って教えてくださいます。
どれだけ解剖学に詳しい人でもヨガの実践者でなければアナ骨のようなメソッドを作り出すことは出来ませんし、ヨガだけを行なっている人に、解剖学的な理屈を説明してほしいと言っても限界があるでしょう。
鍼灸師として、体のプロフェッショナルであった内田先生だからこそ、生み出せたのがアナ骨なのです。
いかがでしたか?ヨガジェネレーションの中でもロングラン講座の1つであるアナ骨。気になった方はぜひ、アナトミック骨盤ヨガ®体験ワークショップへ来てくださいね。その効果をご自身の体で体験してほしいと思います。
さて、次回はさかたのりこ先生から聞くアナ骨のポイント、キツイのに柔軟性が上がる理由をお伺いしたいと思います。(いわゆる肘ピタ前屈の秘密です☆気になりますよね!)お楽しみに!