こんにちは!ヨガジェネレーションのねこです。
私は小学生の息子がいる一児の母なのですが、実は息子を妊娠をした際に、妊娠に関しての知識があまりにもなさ過ぎることに呆然とした経験があります。(苦笑)
妊娠中は無理せず安静に過ごした方が良いと聞く一方で、軽い運動をした方が良いと言われたり。悪阻がひどい時期には、「いつまでこの苦しさが続くのだろう…」と絶望感を感じることもありました。
現在、妊娠中の方や「これからマタニティヨガの指導をしたい!」と考えている方の中にも、妊娠中の身体について知識がないことを不安に感じていることはありませんか?
少しでもその不安を払拭できるよう、今回は妊娠から出産までの期間を初期・中期・後期と大きく3つの段階に分けて、その特徴や変化を書いていきたいと思います☆第1回目の今回は、“妊娠初期”について触れていきます。
妊娠初期は、どんなことが起きているの?
妊娠初期とは、0週~15週までのことを指します。
妊娠していることに気付かない方も多い時期ですし、特に症状がなければ普段と変わらない日常生活を過ごしている方もいる一方で、ひどい悪阻に悩まされる方も…本当に人それぞれ。
初期とはいえ、赤ちゃんが必要な臓器や器官をほぼ完成させる、非常に大切な時期です。
そんな赤ちゃんにとって大切な時期に適した過ごし方とは、一体どんなことがあげられるのでしょうか?
妊娠初期に運動が必要な理由
妊娠初期の運動がもたらす一番の効果としては、妊娠初期に起こる流産の予防です。
実は流産の確立は、圧倒的に妊娠初期が高いそうです。妊娠6~7週目に流産が起こりやすく、妊婦さんの5人に1人が該当すると云われているほど、かなり高確率で起こるとのこと。
その原因としてあげられるのが、胎児の染色体異常と子宮の代謝不良によるものです。
子宮の代謝不良に関しては、運動不足が大きな原因の1つ。そのため妊娠初期でも、無理のない適度な運動は大切だと云われています。
とはいえ、激しい運動は禁物!では、どんな運動を取り入れるのが良いのでしょうか?
妊娠初期におすすめの運動とは?
妊娠初期は、悪阻の影響でそれほど体重が増えない方が多いため、現在の体力や筋力を大きく低下させない程度の軽い運動がおすすめだそう。
例えば、妊娠前から継続的に行っていたスポーツを軽く行ったり、散歩を兼ねたウォーキングやマタニティヨガなどがあげられます。
この時期の妊婦さんは、妊娠という大きな身体の変化と今後の生活の変化を想像して、不安を感じている方も多く、気持ちのアップダウンが激しい時期でもあります。
そのため、気分転換も兼ねて気持ちよく身体を動かすことは、ふさぎ込みがちな気分をリフレッシュすることにも繋がります。
また、悪阻がひどい方だと、運動が必要だとはわかっているものの動ける状態ではない方もいらしゃると思います。
そんな時には、呼吸法を取り入れたり、寝たままの状態で行うことができるヨガニードラやリストラティブヨガなど、深いリラックス状態をつくるアプローチを短い時間行うだけで、気分が軽くなったり、ストレスの解消をすることが可能です。
その他の運動と、マタニティヨガの違い
上記にあげた元々行っていたスポーツやウォーキングと、マタニティヨガには大きな違いがあります。
それはマタニティヨガは、妊婦さんだけが集まるコミュニティであるということ。
マタニティヨガのクラスの中で妊婦友だちができたり、悩みの相談や、妊娠・出産に関して情報交換ができるという点が大きな特徴です。
身近に妊娠・出産について相談できる人がいれば良いですが、今はそうでない状況にいる方が多く、孤独感を感じてしまう妊婦さんがとても多い傾向にあります。
同じ時期に同じことで喜び・悩み・共感できる仲間がいることだけで、とても心強いですよね。
妊婦さんと赤ちゃんが心身共に健やかな日々を送れるように、妊娠初期から無理なくマタニティヨガを取り入れていただけると嬉しいですね☆
■妊娠中期に関してはこちらから>>『妊娠中の女性の身体の変化と赤ちゃんの成長を学ぶ!【妊娠中期編】』