こんにちは、ひぐっちゃんです。
先日、パープル・ヨガ・ハワイよりキャシー・ルイーズ先生が来日しました!
キャシー先生はとにかく明るく、常に幸せハッピーオーラを出しています。そして、悲しいことがあっても笑って乗り切る芯の強い女性でした。
また、キャシー先生は「一度会ったらもう一度会いたくなる先生」と名高く、ハワイまで会いに行った日本人の生徒も多くいます。
なぜキャシー先生がここまで慕われているのか?私が約1週間、ワークショップや講座を共にして気がついたのは、彼女の裏表のなさでした。
そんなキャシー先生は、3人の娘の母親。子供との向き合い方はヨガ指導者らしく、女性「性」について、しっかり教育されているようでした。
「女性のためのセルフケアヨガ集中講座」は、女性特有の心身の変化やライフステージについて学ぶと同時に、キャシー先生と娘の女性「性」に関するコミュニケーション方法についても知ることができる、とても興味深い内容となっていました♪
女性特有の身体の変化をネガティブに捉えない
月経が近づくと「今月も痛みに耐える時期がやって来たか…」と思いませんか?「なんで女性の身体ってこんなにも面倒くさいんだ」と思ってしまったり。
キャシー先生は、女性のこのようなネガティブな思いは、女性「性」に対する情報不足が原因であると考察しています。月経を始めとする「性」に関するコミュニケーションを取らない家庭(親子)が多いことも情報不足の原因だと指摘していました。
キャシー先生の指摘に私も身に覚えがありました。ナプキンの使い方は小学校で学んだけど、なぜ月経が女性の身体に必要なのか、今後どのような変化が起きるのかについて深く学んだ記憶がありません。むしろ、発育が早い子は冷やかしのネタにされていたよう記憶しています。
このような幼少期の環境が、月経や女性の身体の変化にネガティブなイメージを植え付けたのかもしれません。
キャシー先生が育った家庭でも、月経や性について話すことはなかったそうです。そのため、先生は10代でも手に入る女性の身体に関する書籍を購入し、それをバイブルとして自ら学んだそうです。
さらに、初経から2年後には月経サイクルを管理する手帳をつくり、閉経まで続けていたとのこと!
妊娠、出産、閉経、更年期など…生きている限り女性の身体は変化し続けます。今からでも自分の性に興味を持ち、しっかり知識をつければ、女性であることに誇りが持て、体調が優れない時期が受け入れられ、前向きに過ごせるとキャシー先生は教えてくれました。
それでは、それらの経験を基ににキャシー先生は、どのように娘たちを教育していったのでしょうか?
女性「性」の知識を家族や周りと共有する
私たちは社会の中で、人と関わりながら生活をしています。女性としてよりスムーズな人間関係を育むためのコツは、自分の女性「性」の特徴を恥ずかしがらずに周囲と共有することです。
とキャシー先生は言いました。
その例として、月経中の心身の変化や症状についてパートナーに共有し、理解を得る。母親は子供に正しい月経の知識を教えるなどを紹介していました。
キャシー先生は、3人の娘に初経が始まる前兆が表れ始めたら、女性器の人体解剖図を見せながら月経の仕組みについて教えたそうです。そしてなぜ女性に月経が必要なのか、どのようなサイクルでやってくるのかということも。
さらに、ナプキンの使い方だけではなく、解剖図を見ながらタンポンを挿入する練習まで親子でしたとのこと!
「まっすぐ上に入れるのではなく、斜めに入れるのよ!」と教えたそうです。確かにまっすぐ入れると痛いだけではなく、身体を傷つけることになりますよね。
また、色々なメーカーのタンポンを購入し水に浸して、タンポンがどのように身体の中で経血を吸収し、どれくらい膨張するのかを子供と実験しながら説明したそうです!
そして、女の子から女性に変化することがいかに素晴らしいことか伝え、女性としてのライフステージの階段を上ることをセレブレーション(お祝い)として捉えるように教えたと語っていました。
その結果、娘に初経が来た時は、そわそわしつつも、ワクワクした様子でキャシー先生に報告をしてきたそうです。
さらにキャシー先生は、一度流産を経験しています。その時も一人で悩むのではなく、周りに自分の体験を話したそうです。
すると誰も口にしていなかっただけで、身近な人にも経験者がいて、自分は「一人ではない」ことに気づき、勇気づけられたと話していました。
女性は自分の身体の変化や不調を誰にも話さず、一人で悩みがちです。しかし、本当は一人ではなく、同じ経験をしている人がいる、理解を得ることできるんだと、キャシー先生の実体験から学びました。
これから来るライフステージを恐れず、受け入れる
キャシー先生の講座では、初経から妊娠を経て閉経までの女性の心身の変化について学びました。また、それぞれのライフステージで起こる症状や状態に合ったヨガのアサナが紹介され、一部を実践しました。
確かに女性の身体の変化は不調を伴う時があります。しかし、どのような不調がこれから起き得るのか、どのようなケアをすれば緩和できるのか知識を持っていれば悲観的にならず、成り行きを受け入れられるようになります。
さらにキャシー先生は、「ヨガで何かを治すことは難しいけれど、ヨガを自分を元気づけたり、癒したりするツールとして持っていることは不調の改善や心のケアに効果的です。」と付け加えていました。
そしてキャシー先生はその知識を娘たちにも共有し、女性特有の変化に戸惑うことのない家族関係を築いていました。
知識とセルフケアの方法が分かっていれば、これからやって来るライフステージに備えられます。
不調が伴うこともありますが、その時は一人で悩まずに、家族や友人に打ち明けて支え合える関係を築くことができれば、女性はいつだってハッピーに生きられるとキャシー先生は教えてくれました♪