こんにちは、ヨガジェネレーションのかめこです。少しずつ夏が近づいていますね。すでにゴールデンウィークが遠いことのように感じます。私は普段は東京にいるのですが、今年のゴールデンウィークは大阪に行ってヨガアカデミーOSAKAで2日間勤務をしておりました。同じ仕事をしていても環境が変わるととっても新鮮な気分になるものだなと、実感しました。
ちょうど産婦人科医高尾美穂先生の「骨盤底筋のホントを学び体験するワークショップ」が開催されていました。その始まりに高尾先生がお話をしていたことをぜひみなさんにお伝えしたく、このレポートを書いております(`・ω・´)
そのお話というのは「高尾先生がどうして骨盤底筋トレーニングヨガ」を考案したのか?というお話でした。
骨盤底筋が衰えると、QOLが下がる!?
みなさんは「骨盤底筋」についてどのくらいご存知でしょうか?近年、非常に注目を集めているので名前は知っているという方も多いと思います。その名の通り骨盤の底に開く大きな穴を閉じる役割をし、膀胱や子宮、腸を支えています。
骨盤底筋が衰えた時に、症状として多いのが「尿漏れ」です。
高尾先生が一番問題視しているのは、尿漏れによるQOL(Quality of life|生活の質)の低下です。漏れることによる臭いを気にして人に会うのが億劫になったり、遠出をすることを避けるようになったりする方が多いからです。
元気に活動するシニア世代が増えて欲しい。
それが高尾先生の願いです。
骨盤底筋を感じられる人はたった2%しかいない
高尾先生独自の調査によると、骨盤底筋そのものをきちんと感じられている人はたった2%しかいないそうです。骨盤底筋そのものの収縮を直接感じとるには、かなりのトレーニングが必要なようです。
そこで高尾先生が考えたのは、骨盤底筋に対し、間接的にアプローチするという方法です。産婦人科医だからこそ持つエビデンスと経験、そして15年におよぶヨガの実践、この両方を礎に、「これは確実に効く!」と確信を持って考案したのが骨盤底筋トレーニングヨガです。
直接、骨盤底筋を意識しにくい方も含め、多くの人が骨盤底筋を鍛えることができるのです。
できることをキープする。それがQOLを保つ方法
高齢化が進む日本で、同じ70歳でも若々しく元気な方と、そうでない方の差が顕著になっていくのではないか?
と高尾先生はお話していました。
何の支障もなく日常生活を送れる。このことを1日でも長くキープすることは自分の努力でできることなのです。それを強く納得させてくれた高尾先生のお話でした。
高尾先生は以前、
「生まれたばかりの赤ちゃんから、妊婦さんはもちろん、シニア世代の方とお話ができる。」ということは産婦人科医としてのやりがいに繋がっている
というお話をされていました。「人生は繋がっている。今の積み重ねが次の人生のステージを左右する。」高尾先生はそのことを切に伝えています。骨盤底筋トレーニングヨガが考案された理由にはその熱い信念や想いが反映されているのだなと実感しました。
追伸:
このお話の後に続いた骨盤底筋トレーニングヨガのシークエンスが終わった時、「こんなに汗をかくと思いませんでした。」「しっかり動いてスッキリしました!」という声を多く頂きました。
ご参加頂いたみなさま、高尾先生、本当にお疲れさまでした!ありがとうございました!