こんにちは、ヨガジェネレーションのかめこです。

今年の4月に開催された、ヨガ解剖学講師:内田かつのり先生発案の「Uchida Fes 2021」。内田先生が、「閉塞感を打ち破れ!」というコンセプトで開催されたアナトミック骨盤ヨガのオンラインイベントです。延べ約500名の方にご参加いただきました。全国から9人のリアルアナ骨ティーチャーが、それぞれの個性溢れるクラスをリードしました。

その中で、宮城からクラスをリードしてくれたのは、さいとうなつみさんです。約90人の方が参加しました。ヨガインストラクターとして着実にステップアップしているなっちゃん。(この記事では、普段私が呼んでいるように、「なっちゃん」と呼ばせていただきます。)

ステップアップをした理由の一つは、内田かつのり先生から解剖学を学んだ事です。

なっちゃんは、現在、宮城県で、ヨガ解剖学を活かしたクラスを開催しています。ヨガインストラクター歴5年のなっちゃんがどんな風に解剖学を学び、活かしてきたのかを、この記事で紹介します!

自分がヨガに助けてもらったから、ヨガを伝えたい。

かめ:ヨガインストラクターになろうと思ったきっかけはなんですか?

私はもともと、精神科病院で精神保健福祉士として仕事をしていました。もともと身体が丈夫ではなくて、その当時も、ちょっとした体調不良が365日うちの300日あるような感じだったんです。頭痛とか・・・。

でも、患者さんと接する時は、「ずっと笑顔でいなきゃいけない」という、そのギャップがすごく大変で・・・。心の面でも身体の面でもヨガにすごく助けてもらったので、いつも誰かのために頑張っている人に、ヨガを伝えていけたらいいなっていう気持ちがありました。

また、当時趣味でやっていたヨガを、患者さんたちと一緒にする機会があったので、その中で「病院とか福祉の場で、ヨガを伝えていけたらいいな。」と思うようになりました。ちょうど退職するタイミングが重なったので、ヨガの資格を取ることを決めました。

かめ:実際に教え始めて、どうでしたか?

ヨガの資格を取り終わったら、そこからまた病院関係でお仕事をしようと思っていたんですけど、ヨガを伝えてみたら、凄く楽しくて!!ここで離れてしまったら、ものすごく後悔するんじゃないか・・・って思ったんです。

「ヨガを仕事にしよう!」と決めて、2016年頃からヨガの仕事を始めました。

それから、スポーツクラブ、デイサービス、ヨガサークル、自主開催のクラスなどいろんな場所でヨガを伝えています。昨年からはオンラインのクラスも始めました。

自分の知識で安全なクラスができるのか?それが解剖学を学び始めたきっかけ。

内田先生が仙台で講座をした時に撮った1枚。お二人とも若いですね^^

かめ:解剖学の勉強しようかなって思ったのは、ヨガインストラクターをはじめてどのくらいの時ですか?

教え始めて半年くらいの時です。もともと、「自分のための時間を過ごしてほしい」とか、「心に何かいい影響を与えられたらな」という想いが強かったので、解剖学にはあまり興味がありませんでした。そんな時に、ヨガジェネさんの発信で、「カラダにアプローチできないのに心にアプローチできるわけない」みたいな言葉があって・・・。

その文言が、私の心に引っかかったんです。実際活動している中で、「今の知識で怪我なく安全にヨガのクラスができるのかな」って、悩み始めていたタイミングでもあって。だけど、何を勉強したらいいかわからない・・・。

何から手を付けたらいいかわからないっていうような状態の中だったので、余計にその言葉が響きました。「このままじゃダメな気がする」と感じて、体のこととか、解剖学のことから逃げないでちゃんと向き合わないといけないなと思うようになりました。

かめ:何から勉強し始めましたか?

その後、内田先生の解剖学の講座を仙台で受けられる機会があって、 「実践ヨガ解剖学講座<基礎編>」 に参加しました。そこで「解剖学めちゃくちゃ楽しい!」って思ったんですね。

解剖学をただ暗記するだけではない、先生の講座がすごく楽しくて、解剖学が大好きになりました!帰る時に、内田先生がお見送りをしてくださった時に、「なっちゃん、解剖学のセンスがあるから6日間おいでよ」って声を掛けてくださったんです。もしかしたらお世辞だったかもしれないけど・・・。

私はすごく嬉しくて、いつか 「ヨガ解剖学6日間ティーチャーズトレーニング」を受けようと決めました。基礎編の講座に参加したことが、解剖学を学び始めた大きなきっかけでしたね。

楽しかったから続いた「ポジション分析」と「筋肉の逆引き」

なっちゃんが地道に勉強を続けた様子がよく分かる本とノート。

かめ:基礎編を受けてから、どんな勉強をしていましたか?

6日間はなかなか受けられなかったのですが、それでも1年に1回は内田先生の講座を東京に受けに行こうと決めて、それを楽しみにして仕事を頑張っていました。

6日間の講座を受けるまでの間は、参加した講座の内容を復習したり、分からないことを自分で調べてみたり、あとは仙台で教えてもらった「ポジション分析」と、「筋肉の逆引き」を地道に続けていました

それを聞いた私(かめ)は心底感動しました。私は地道にコツコツ続ける事がどうしても、苦手なのです・・・。

やっていくと、それだけでは分からないことがたくさんあって、遠回りしているように感じることもありました。 それでも一番は楽しかったですし、少しずつ自分のクラスも、生徒さんの反応も変わっていっていることを実感できたので、続けられました。

その後、なっちゃんは、地元では、コツコツ解剖学の勉強を続け、年に一度は内田先生の講座を受けに上京するようになりました。

なっちゃんがどんな風に解剖学を学び、指導に活かしていったのかは、次の記事でご紹介しますので、お楽しみに^^