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答えは既に持っている!?”話すこと””聞くこと”で自分らしさをひも解く3時間潜入レポート2
磯部 佳世子先生による『ヨガ集中講座テーマ「自分らしさを知る」』
潜入レポートのパート2です。
パート1に引き続き、みなさんの貴重なお話の中から、「自分らしさ」をつかむヒントを探っていきましょう!
お話4:思考癖がある
「わたしなんか」と自分を卑下するネガティブ思考。
佳世子先生はネガティブ思考を振り払うために、ヨガのクラスを一日3本はしごしていた時期があったそうです。
気持ちよくて、すっきりして、なんだか成長した気持ちになるヨガのクラス。
でも、また一人になるとネガティブが生まれてきてしまう・・
その繰り返しの中、根本である心や思考傾向の問題を解決する必要があると感じたそうです。
ヨガインストラクターのお悩みQ&A
「今日のクラス、誰もこなかったらどうしよう」
その悩みもつきないですよね。
「経験をつめば!」「名前が売れたら!」手放せるのはいつになるのでしょうか?いいえ、おそらく頑張れば頑張った分だけ、報われたいと付きまとうのではないでしょうか?
根本から解決する。
佳世子先生は人がこないことへの不安を「こんな広い場所で贅沢にヨガの練習できるじゃん」考えてみたり、きてくれてた人がこなくなった場合には「みんな成長してはばたいて、私のクラスは必要なくなったんだな」と考えるようにしたそうです。般若心経の観自在ですよね。
起きてることが同じでも、自分の捉え方によっていくらでも解釈のしようがあります。また、ヨガインストラクターとして致命的なのが、人前に出るのが苦手ということ。
人前に立ちたくない、しかしヨガの先生である以上人前に立つのは避けられません。
そんな葛藤があります。
佳世子先生はそんな悩みも乗り越えてきました。『好きなことがあれば、嫌なことがある。
表裏一体なのに、嫌なことばかりに目がいきがち。
嫌いがあれば、かならず好きがあるからそこを見る練習をしましょう。』
お話5:問題を問題にしているのは自分
「電車が止まった!遅刻だ!!」
誰もが経験する朝のハラハラ体験。
人には「分かった!了解~」と大して気にもしないのに、自分のこととなると会社に連絡する手が震えてドキドキしてしまいます。
このように自分に起こるネガティブな出来事は、必要以上に大きくしてしまいます。
「ペーパードライバーなのに、仕事で車にのらなくてはいけない・・」
と不安を話してくれた参加者の方がいらっしゃいました。
運転ができる人には分からない悩みかもしれませんが、普段運転していない人にとってはとても大きな悩みです。
「車ぶつけたらどうしよう。」「事故をおこしたらどうしよう。」
不安ばかりが頭をよぎります。
でも、この悩みを聞いてどう思いますか?
クラスで話を聞いた皆さんも、これを読んでいる皆さんも、『大丈夫、運転できるよ」と思いませんか?
不安を作り上げているのは自分自身。
自分だけが自分を疑ってしまうことがあります。
自分を信じる癖がつくといいですよね。
お話6:人は温かいことに気づく
「人前で話さなければならない。」そんな悩みを話してくれた方もいました。
このクラスの中でも、出会ったばかりの人の前で、自分が話す順番が近づいてくると、ドキドキ・・
不安になってきている方もいたのではないかと思います。
きっと「上手に話さなくてはいけない」と思い込みすぎているのではないでしょうか?
佳世子先生はこうおっしゃっていました。
『人が話しているとき、特に不快に思うことは案外少なく、受け止めて見守ってあげられます。
同じように、自分が話すときも周りが受け止めてくれることに気づけば、急に上手に話せなくても、人前ではなすことは怖いことではないと気づけるはず。
人はみんな温かいものです。』
お話7:マイルールに縛られすぎてませんか?
良かれと思ってつくったマイルール。
でも自分を縛って窮屈にし、苦しめていることが大いにあります。
例えば「清潔を保つ」というルール。キレイな状態で過ごすことはいいことです。
しかしそれに囚われ過ぎると、「キレイでなければならない」と自分も苦しめるものにいつのまいかなっていることも。
時には柔軟に、自分を許してあげてもいいかもしれませんね。
お話8:今を生きるのは実は簡単!?
最近よく耳にするマインドフルネス。
その時起きていることに、全身全霊で向き合うことです。
それを生活に落とし込むと”今を生きる”に繋がります。
「このクラスで出会ったのはもう過去の出来事。
最初は知らない人ばかりで緊張したかもしれないけど、もう馴染んできたでしょ?」
と佳世子先生。
人は過去や未来の残像に囚われてしまいがちなのだとか。
「でもね、実際は今を生きることしかできないですよね。」
今を生きると考え始めると難しく感じるのですが、そもそも何もしなくても今を生きていることに気づけばいいだけ。
過去の出来事を引きずる必要もなく、まだ起きてもいない未来に不安を抱く必要もないのです。
ただ、ただ、その時起きている事をそのまま感じてみましょう。
お話9:いやな感情はじぶんらしさのサイン
車の運転も人前で話すことも不安はいつも「嫌だな」という感情がおきますよね。
でも、その時の自分を見過ごさないであげて欲しいのです。
それは自分らしさが分かりやすく表れている証拠です。
「仕事だから」と閉じ込めてしまうことが、自分らしさを失うことに繋がります。
参照→「自分らしさ」とは何か!?|磯部 佳世子先生から得たヒントで読み解く3つの「自分」
「嫌だな」と思う自分をそのまま受け止めて下さい。
ただネガティブな感情を引きずるのではなく、そこも上手に観自在してみましょう。
その受け止めるヒントが佳世子先生のお話にありました。
「え?って思うことは興味がある証拠なんです。
だって本当に興味がなければ無関心でしょ?
だから思い切って飛び込んでみる。
そうすると案外良い結果に出会えるんですよね。
自分には合わないと思えば避ければいいだけの話。
悩んでいると不安ばかりが大きくなってしまいます」
嫌なことをそのまま認識するのではなく、
「興味のあること」という見方なら、確かに前向きに受け止められますよね。
最後にすっきりとした新しい自分を味わいながら、太陽礼拝を行いました。
ヨガが初めての方もいらっしゃいましたので、ゆっくりとたっぷり呼吸を感じながらの、贅沢な時間が流れていました☆
まとめ
「精神疾患の方のカウンセリングをしながら、お薬を処方している」という参加者の方がいらっしゃいました。「精神病患者さんのことは、「病」という文字が使われていますが、病気ではないと思うのです。
隠されていたり敬遠されたりしがちですが、精神疾患の方々とよくよくお話していると、ただただ自分の正直に行動したり、声を発したりしているだけなことに気がつきました。とても素直な方ばかりで。そんなおりに、自分に目をむけてみると、色々と自分を閉じ込めているような気がして。自分らしさってなんだろうなって思うんです。」そんなお話がありました。
世間や社会でうまく行きぬくためにバランスを保とうとしている私達ですが、その頑張りが自分らしさを閉じ込めてしまっています。自分らしさは一人で見つけるのは難しいかもしれません。
佳世子先生を中心に過ごした皆さんは、何かヒントを得ていたのだと感じます。というのも、自分の中で抱えているいくつもある想いの中から、なぜその話を選んだのか、そのこと自体が自分らしさの本質を覗くことに繋がっているように思えたからです。
佳世子先生がおしゃっていた『「自分らしさ」は誰でも知っているけれど、気づけていないだけ。』という言葉そのものではないかと感じました。
話すことで自分らしさに出会う時間。
本当に素敵な時間です。
また次回、ご都合が宜しければご参加くださいね。