目次
真面目で、謙虚で、自己を律することが得意な日本人。ミスや失敗に対しても、厳しく攻めることがあり、それが自己肯定感の低下に繋がったり、自分で自分にストレスをかけてしまう、ということも少なくありません。
そんな方に知ってもらいたいのが「セルフコンパッション」という概念。
本当は「もっと人にも自分にも優しくありたい」そう願っているあなたに。ぜひ勉強してもらいたいと思います。
こんにちは。ヨガジェネレーションのべーです。
日本人は自己肯定感が他国と比較して低い
少し古いデータにはなりますが、文部科学省のデータを見ても、諸外国に比べて「自分には価値がない」と感じたり、「自分はダメな人間だと思うことがある」と感じる若者が多いのがわかります。
また、他人の期待に応えようとしすぎることで、自分を否定してしまったり、何か失敗をしてしまったときに、自分を責めることや開き直ることで、「どうせ自分にはできるわけない」「自分なんてこの程度だ」と自分で自分を卑下してしまうことも。
自分の行動を思い出してみましょう。自分で自分を責めることで、本来のストレスを大きくしていることはありませんか?
セルフコンパッションは、自己肯定感を高める手段としても、注目されています。
単なる優しさ・思いやりではない。苦しみと真剣に向き合う強さ
「自分への優しさ」「自分への思いやり」と訳されることが多いのがセルフコンパッション。しかし、深堀して考えると、その限りではありません。
本来は日本語に訳せる言葉がないんですよね
ヨガ×セルフコンパッションの講義をしてくれている精神科医松島幸恵先生。先生がいつも話してくれるのが、
単純に、大丈夫?よしよし、ってするだけじゃないんです。その更に一歩先。苦しみを見つけて、取り除いてあげる気持ち。なんですよ。まずはその苦しみとちゃんと向き合わなければいけない。嫌なこともちゃんと見る。これをしないとセルフコンパッションの概念にはならないんですよ。
苦しみから逃げて、問題をなかったことにしてはいけない、ということです。
苦しみのど真ん中にいるときに。ヨガや瞑想が有効
しかし、何もないときは、そうやって考えられたとしても、皆自分を責めてしまうような渦中にいるときは、その冷静さを失ってしまいます。
そのときの出番がヨガや瞑想です。
まずは冷静にその出来事を見つめる冷静さを手に入れることができる。それがヨガや瞑想の素晴らしいところ。皆さんにも経験があるはずです。
ヨガをすると、めちゃくちゃ悩んでいたことが、小さなことに見えたり、意外に解決策が思い描けたりすること。ヨガの時間は、そういった冷静な自分を取り戻すことができるんですよね。
コンパッションはすでにあなたの中にある。それを思い出すスキルを身に付ける
松島先生は、こんなことをおっしゃっていました。
コンパッションはすでに私たちの中に備わっているんですよ。だけど、『ちゃんとしなさい』『普通でいなさい』といったことを親から言われたりして、自分の中のコンパッションが忘れられている。なので、講座ではこのコンパッションを思い出す方法をスキルとして学んでいきます。
これは、ヨガ×セルフコンパッションの講座の醍醐味です。
日々の生活、そしてこれまでの人生で忘れてしまっている、自分自身を大切に思う気持ち。私たちは、本来、ちゃんと持って生まれてきているんですよね。
本当なら、子供のうちから知っておきたい「コンパッションスキル」。でも今からでも遅くはありません。自分自身から「本当の意味で」苦しみを取り除いてあげる。そのスキルを身につけましょう。
いよいよ今月開催です。精神科専門医である松島幸恵先生と学ぶ「心の仕組み」そして心と上手く付き合っていく方法は、ヨガ以外でも役立つ知識がたくさん詰まっています。ぜひ、一緒に勉強してみませんか?