チェアヨガ卒業生IV_真紀先生_TOP

ヨガを教えたいな、と一念発起して指導者養成講座を受けてみたものの、なかなか行動に移せない。

そのようにお悩みの方もいらっしゃるのでは。

こんにちは。ヨガジェネレーションの琴美です。

本日は時間が少し空いてしまいましたが、チェアヨガ卒業生インタビュー第4弾。

とりあえずやってみる

こんなフレーズが印象に残った、福島県で活動をする井上真紀先生のご紹介です!

累計受講者数2,000人を突破した、チェアヨガ指導者養成講座卒業生インタビュー第4弾!

前回は「とにかくチェアヨガを広めたい!」という熱い想いのもと、市役所や地域包括支援センター、カフェなど、つての無いところに飛び込み営業をかけて、どんどんと活動場所を広げられたというヨシムラ トモコ先生をご紹介しました。

ただチェアヨガを広めたいから!熱い想いでアタック!卒業生活動報告 vol.4

トモコ先生の時は「チェアヨガは本当に良いものだから、広めたい!」というバイタリティ溢れるインタビュー。

今回の真紀先生は「間違ってもいいやぁって思いながら、とりあえずやってみよう、と思って」と、ほっこりとした雰囲気で訥々(とつとつ)と語って下さいました。

ところが聞いてみると、真紀先生も地域の介護予防教室を担当するに至ったきっかけは市町村をまたがって何件も地域の健康福祉課や包括センターに突撃をする営業スタイル。うちに秘める思いはトモコ先生と違わぬ熱いものです。

真紀先生の行動の源は何だったのでしょうか!

ヨガとの出会いは?仕事にしたきっかけは?

最初は事務職をされていた真紀先生。

事務の仕事をしていて、じっと座り続けていると身体がきついなっていうのがあって、ずっとこのままだと辛いなと思い、まず自分でヨガ教室に通い始めたのがきっかけです。

事務のお仕事は座りっぱなしでキツいですよね。

はい。肩が凝ったりとか、頭が痛かったりがあったので、そういうのを楽に過ごせるようになりたい、という思いから始めて、やってみたら週1回とかでも気分転換になるし。続けていくことで、心と体がちょっとずつ良くなっていくような感じがあったので、結構自分に合ってるなぁと思って。自分も教える側になりたいと思いました

「脱力している感じが良くって。」チェアヨガとの出会い

椅子に座って手を上げるポーズをしているたくさんの参加者
介護予防教室にはたくさんの参加者さま!

「チェアヨガに出会ったのは山田いずみ先生のYouTube動画がきっかけです。」

ストレッチとか、身体を動かすためにYouTubeで探していて、たまたま出てきたのがいずみ先生の動画だったそうです。

動画を見ながら一緒に動いてると、気持ちいいし、いずみ先生の雰囲気が「わー、いいなぁ」と思って。

動画でもいずみ先生の雰囲気が伝わりますもんね^^

なんか力が抜けた、脱力している感じがすごく良くて。自分がヨガを教える対象としておじいちゃんとかおばあちゃんが多いし、いずみ先生みたいな空気感でやりたいな、と思いました。

内容も、やさしくて、ハードルが低くてアピールしやすいというか、「私にもヨガできそうだ」と思ってもらえそうだな、という風に考えてたら丁度講座とタイミングが合ったので受講しました。

チェアヨガの活動をどうやって始めましたか?

元気なシニア世代方を対象に自主開催でマットでやるヨガを提供していましたが、もう少し幅が広がったらいいな、と思って。

チェアヨガを学ぶ前から通常のヨガクラスの自主開催はされていて、はじめはチェアヨガも自主開催でやってみたそうですが、実はそちらの集客は苦戦したとのこと。

イベントなどをやりながら、決めた期間様子見て自主開催のチェアヨガクラスをやってみましたが、集客が思うように伸びなかったので施設や地域包括支援センターに絞ることにしました。

介護施設や地域包括支援センターに営業を回り始めるとお話を頂けるようになり、そちらに絞りました。チェアヨガは自主開催よりそっちの方が地域性に合ってるのかな、と。

とくに介護のお仕事に携わっていた、というわけではなく、チェアヨガの特性や地域性に合わせて介護施設や市区町村の地域包括支援センターに絞り、なんと10市町村ほど回られたそう。その中で2023年は5市町村、介護予防教室などの健康指導の活動を担当されたとのこと。

市区町村などの公的機関を回ることは、少しハードルが高そうにも思えますが、健康福祉活動を積極的に行っているところだと案外すんなりとお話を聞いてくださることが多いそうです。

この先生のときはあんまり頑張らなくていいんだな、と思ってもらえれば。

チェアヨガのポーズをするシニアの方と真紀先生
1人1人に目を配る真紀先生

シニアの年代の人って頑張っちゃう人が多いですね。こうやんなきゃいけないんだ、みたいに思っている人が多いから、「適当でいいよ~」とか、「つらいとき辞めちゃっていいよ~」「余裕がある方はここまでやってみましょう」と、なるべくたくさん声がけしています。

参加者さんをよく見て、声がけをたくさんしたり、近くに寄って座布団を当ててあげたりとか、普通のヨガクラスよりもイレギュラーな声がけやアプローチをたくさんするように心がけているそうです。

山田いずみ先生のチェアヨガ講座の中でも、声がけや参加者さんへの目の配り方のレクチャーがたくさんあります。

この先生の時はあんまり頑張らなくていいんだな、って、あんまり難しく考えずに参加して欲しい。と真紀先生。

伝える側も楽しく得るものがたくさんある、チェアヨガクラスの指導。

体育館でチェアヨガをする生徒さんと真紀先生
伝える自分も楽しくてたくさん得られるものがあると真紀先生

私が真紀先生からお話を伺いたいな、と思ったのは、チェアヨガ卒業生のFacebookグループ内でこのような投稿を拝見したからです。

歳を重ね不自由さを抱えながら、毎日楽しいだけじゃなく、辛いことも悲しいことも経験してきた皆さんの命や生きる力をダイレクトに受ける時間はなんとも言えない気持ちになります。今回介護施設でのレッスンを初めて経験させてもらい、こんなに胸が熱くなるなんて、自分でも正直驚きました

チェアヨガを伝えている現場で何が起きているのか。真紀先生と参加者さまの笑顔がいきいきと目に浮かびます。

「お教室」「レッスン」などという場面では、インストラクターが健康を伝えている=提供している構図に見えがちですが、インストラクターと参加者が得ること、得られることを共有しているんだ、という発見がありました。

私の地域は高齢者の方がやっぱり多いので、こんなに長生きされていてすごいな、っていう気持ちがあるんですよね。

そういう方たちが、元気になってくれるっていうか、ちょっとお友達みたいな感じになれて、1回限りだとしても、通ってくれているにしても、ヨガを通してとか、会話を通して「楽しかったね」みたいな感じの時間を持てるのがすごくいいな、と思って。

真紀先生からお話を聞いて感じたのは、本当に真紀先生自身が参加者の方とのコミュニケーションを楽しんでいるなぁという事でした。

今、ウクレレの練習をしてて、誕生日の人がいたらハッピーバースデーとかみんなで一緒に歌って今月は〇〇さんのお祝い、とか。歌って声出して、チェアヨガやろうか、とか。そういう感じでできたらなんか、楽しいかな、と。

力が程よく抜ける関係性だからこそ、今度はあれをやってみよう、とかこれをやってみようなどと、楽しいアイディアがたくさん出てくるのだろう。

真紀先生のお話のキーワードは脱力感。最後に真紀先生はこうおっしゃいました。

あと、間違っても別にいいや、と思ってやってます。たまに呼吸の吸う、吐くが逆になったりするんですけど、「あ、ちょっと間違えたから戻ってー」とか言うと、みんな少し緩みます。間違えを恐れず、プレッシャーなく教えることが出来ているから、楽しく続いてるんだと思います。

この真紀先生の脱力感は、無理なく、長く続けていく秘訣の一つかもしれません。

真紀先生、とても素敵なお話をありがとうございました!

◆◆◆楽しくて、自分も整うチェアヨガインストラクターになりませんか?◆◆◆