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身体が溶ける…
先日、オハナスマイルヨガスタジオで開催されたスペシャルクラス、リストラティブヨガをうけました。
こんにちは。ヨガジェネレーションの琴美です。
講師は、ティアンの愛弟子でもあり、通訳として良きビジネスパートナーである、川原朋子先生。
最近身体を動かすことが余り出来ておらず、全身が凝り固まっていたわたしは、まるで身体が溶けるような体験をしました。腰や肩が重だるーい感じだったのが、終わったあとスッキリと軽くなっていて、びっくり。
ただ、ボルスターやブランケットに身をゆだねていただけなのに、なんで!
リストラティブヨガはすごい…。体験して改めて感じました。
そもそも、リストラティブヨガとは
「リストラティブヨガ」という名前は、英語の”Restorative”をそのままカタカナにしたものです。”Restore”(=回復する・修復する)という単語の形容詞にあたります。日本語で直訳すると、「回復・修復させるヨガ」ですが、そのリラクゼーション効果から「究極の癒しのヨガ」と呼ばれたりすることもあります。
リストラティブヨガの特徴的なところは「動かないヨガ」。ヨガの道具をたくさん使って身体を支え、完全な脱力状態をつくり、1つのポーズを長くキープするヨガというイメージを持たれている方も多いと思います。
指導者が内観を促す誘導をして、瞑想的で深いリラクゼーションが得られるヨガとしても知られています。
この時代にリストラティブヨガを学ぶ意義
オンラインでの開催は3回目となる、ティアン・アラン先生による「リストラティブヨガ指導者養成講座」。オンラインの第3期生は、14名の方でスタートしました。
ティアン先生は冒頭で、こんなお話をして下さいました。
この数年間、誰もが、嫌でも通常よりストレスレベル高まっています。私たちの人生において、リストラティブヨガの学びはとても意義深い大切なものです
ティアン先生は、かつて大きな交通事故に遭われた後、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされていました。そんな時に助けになったのが、リストラティブヨガです。
リストラティブヨガの創始者である、ジュディス・ハンソン・ラサター先生に直接師事して学び、土台がしっかりとあるリストラティブヨガに、自分の経験を取り入れたり、時代に合わせてアップデートしてきた、ティアン独自のメソッドが学べるのはヨガジェネレーションだけなのです。
体験して、その必要性を強く感じたから。それぞれの学びの動機
自己紹介では、なぜリストラティブヨガを学ぼうと思ったかをそれぞれお話して下さいました。
ヨガを教えています。生徒さんには「リラックスして~」と伝えているけれど、自分が仕事をする中で、呼吸が浅く、リラックスしていないと感じる。以前ティアンの夜のリストラティブヨガに参加したとき、睡眠が深く入れたことを体験し、受講したいと思いました。
インターネットでリストラティブヨガを体験したら、じっとしているだけなのに、身体が変わるのを感じました。ただ、あまりリストラティブヨガのクラスを見つけられず、自分でできるようになれたらいいな、と思い受講を決めました。
アクティブなヨガを実践していて、自分には必要ないと感じていたが、年齢が上がるに伴い、本当に必要無いの?と思ってリストラティブヨガを受けてみた。これまでに無かった、頭と心が休まる体験をして、自分でも伝えられるようになりたいと思った。
ほぼ全員の方が、リストラティブヨガを体験して、これまでに味わったことの無い、身体や心への作用を経験し、なぜなのか知りたい、リストラティブヨガを伝えたい、そう思われたのが受講のきっかけだとおっしゃいました。
まずは環境と自分自身を整えることが大切。受け手だけのものではないリストラティブヨガ
ティアンはリストラティブヨガを提供するときに一番大切なことは、環境やエネルギーを全て整えることと言います。周りの環境が「安全」であること、自分自身が穏やかな整っていること。
リストラティブヨガは、2つある自律神経のうちの、副交感神経を優位に働かせていくヨガです。普段から交感神経が優位な状態で、心が身体それに慣れてしまっている私たちは、せっかく副交感神経が働いてきても、光が眩し過ぎたり、大きな音がしたり、何かが気になってしまうと、すぐスイッチが切り替わってしまいます。
少なくとも15分以上は、リラックスモードを保たないと、副交感神経がしっかりと働いてこないそうなのです。
オンラインでのリストラティブヨガは特に、長い時間副交感神経優位な時間がつくれるように、環境や受講生同士のシェアの時間を大切にして、「安心・安全」な環境づくりにとても気を払います。
自分が知らないことは伝えられない。体験することを最も重要視する、リストラティブヨガ指導者養成講座
リストラティブヨガ指導のキモは「癒しへ導くこと」です。
ただ、ヨガの道具、プロップスをたくさん使って、身体を支える技術を習得して、それを実際のクラスに取り入れるだけでは、リストラティブヨガとは言えません。
先ほどもお伝えしたように、
- いかに安心・安全な環境を整えるか
- いかに受け手に深いリラクゼーションを提供できるか
- いかに心身の痛みの回復へと導けるか
このスキルを習得するには、まず「自らがたくさん癒しの体験をする事」につきます。どんな場面で本当にくつろぐことができるかを知らないことには、人には伝えることができません。
多くの時間を様々なリストラティブヨガのポーズの体験に割き、プロップスを使う技術だけではない本格的なリストラティブヨガが学べるのは、日本でもティアン先生の指導者養成講座だけだと自負しています。
この時代にこそ意義がある、リストラティブヨガを学んでみませんか?